灰色の思い出、明るい未来へ
クロエ:購買がないので今日の昼飯は…ママンの弁当!中身は…サンドイッチ!やったぁ~!
ここはとある高校の演劇部。夏休みになったので部活の合宿の予定が来た。
クロエ:C'est les vacances d'été !
きらりん:ちょっと何言ってるかわからない!
わたぼう:えーと…バカンス?
クロエ:こほん、さぁ夏休みだよ!もう合宿の季節だね!
柴乃:夏休みに合宿があるんですか!?
陽菜:知らなかったよ…まさかシベリアに行くなんて…
クロエ:シベリア!?そんなことないよ!?いつもは山の中にあるシェアハウスでやってるんだけど…
きらりん:そう…山の下のローソンが遠かったわ…
彩子:ファミマは…ファミマはないのですか!?
わたぼう:ないんだな、それが。
ちー:せめてシェアハウスに自販機を…
クロエ:甘えない!自販機は甘えだ!
モニカ:…ちょっと待って。今年は別の場所を取ったの。まさか去年の準優勝校がそこを1ヵ月借りるとは…
ひかり:…ということは合宿は…
クロエ:合宿はそこにするわ…で!場所はどこなの!
モニカ:候補が二つあるの。君津と銚子、どっちがいい!
わたぼう:まさか千葉の選択肢!?去年結局どこだったの!?
モニカ:どこだったっけ…?
クロエ:それにしても海かぁ…それなら間を取って御宿かな…
モニカ:わかったわ!来週までに人数が確定してもらえると予約しやすいから助かるよ~
クロエ:今のところいけるのは…一年はどう?
ちー:もしかして考えを無視!?
彩子:でも来るでしょ?
ちー:まぁね。楽しそうだし。
柴乃:私は行きます!
陽菜:そうね。私も。
結愛:もちろん行くよ~というか御宿って私の生まれ故郷なんだよね~
杏子:嘘つかないの!グンマ―帝国民!
結愛:バカにしねえでよ!群馬はいいところだよ!
杏子:ごめんて。あ、合宿は行きますよ!
麻依:是が非でも!
智美:ひかり…どうする?
ひかり:…行くに決まってるじゃない。塾に缶詰めにされて勉強するよりずっといい。親はあれから何も言わなくなったわ。そう、何も。
智美:…やっぱりか…部長…
クロエ:うん。あとで先生に相談するわ。
わたぼう:…ひかりちゃん、無理しないでね。
ひかり:大丈夫ですよ…うん…
智美:ちょっと電話貸して…もしもし…
クロエ:ちょっと智美ちゃん!?
ひかり:智ちゃん…私のために…
智美:ひかりはまじめにやってるんだよ。そもそも親のエゴを押し付けるな…私だって親に色々言いたかったんだよ!でも親はもういないんだよ!何もわからないくせに…自分のエゴを子供に押し付けるなよ!ひかりはお前のおもちゃじゃない!
クロエ:…大丈夫…よく言ったね。ありがとう。
智美:…部活を止めてごめんなさい。でも…今言わないと気分が収まらなくて…
きらりん:わかってるならいいの…次やったら私たちも一緒に戦うから。
ひかり:ありがとうございます!
クロエ:さぁ、今日はたい焼きをごちそうするぞ~一緒に来て?どうせあの親は何も言わないんだから!
智美:たい焼きは美味しい?
ひかり:美味しいです…こんな体験初めてで…
クロエ:それはよかったよ…もしよかったら…家出しちゃえば?
陽菜:智ちゃん、無理やりでもいいからひーちゃんを合宿に連れてきてね。




