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旧・日下国

旧・日下国

 日之国日府の遠く北西に位置している。最もイニーフィネ皇国に近い位置に存在しており、その民や日下国は、日之国の一部ではあるが、イニーフィネの文化が少し交じっている。そして、イニーフィネ人の血を引く人もいる。


 また、日下国のその風景や街の景色は、多くの日之民にとって、昔日の回顧的な郷愁の念を思い起こすことだろう。

 日下国人は個人差もあるが、イニーフィネ人の血を部分的に引き、その因子を持つために、その固有の“異能”以外に“氣”を扱えたり、魔法に対して感受性の高い人もいる。


※筆者の日下の街やその文化のイメージは、明治や大正時代の頃である。


クルシュ=イニーフィナ/本姓は久留主 摩耶 当代の依代で名乗る名前は水木 千歳。

Krush Inifina

『流転のクルシュ』

日之民。/イニーフィネ人。混濁の徒。日下開闢の始祖。

 秘密結社イデアル所属。

 日之国の『第六感社』の奥の院。


 クルシュ=イニーフィナとしての父親は、かつてのイニーフィネ帝国皇帝。母親は来訪者である日之民久留主 なにがし。クルシュは、母親の姓を採り、自身のことをクルシュと名乗るようになった。

 本来の名は、母親が名づけた摩耶。


異能『流転』/『傀儡師』


混濁の(イニファリス)/(エアーフィン)

 過去の世界統一化現象において形成された『混濁の徒(先住イニーフィネ人と初期転移エアリス人との混血)』の生き残り。『混濁の徒』の宿命により、二つの強力な異能を持つ。そのため全ての『混濁の徒』は、民族浄化の憂き目に遭い絶滅させられた。

 混濁の徒の異能は『濁って交じって内と外』と暗喩されるように、外に向けて行使する異能と、内に向けて行使する異能の二つ持ち。

 クルシュの外への異能は『傀儡師』=自分の氣の一部を人形などに移して操る操作能力者。

 クルシュの内なる異能は『流転』=死の間際に自分の霊体を選んだ人物(器)に憑依し、意思を乗っ盗る。そうすることで、『仮初の永遠』を手にする能力者。

 実際のクルシュは『流転/(転生)』を繰り返しており、肉体は若いが実際は、『ロリBBA』。


 クルシュが事実上の長である第六感社はすでに、彼女によって掌握されていて『イデアル』の傘下の組織となっている。


 国主の家系日下家は、クルシュ=イニーフィナの子孫である。


 血交の儀の行ない、自身が始祖の日下家の異能を弱化させないように、イニーフィネ人の血を日下家に取り込む“血交の儀”を、日下家当主五代ごとに執り行う。よって、五代ごとにクルシュが選ぶ依代はイニーフィネ人女性である。



日下 蔵人

Kusaka Kuraudo(Kurōdo)

 日下一族の父祖。イニーフィネ帝国から逃れてきたクルシュ(久留主 摩耶)を匿い、のちに彼女と子ども達を儲け、日下ノ国を建てた祖。


日下 行晃

Kusaka Yukimitsu

 日下家先代当主。修孝の祖父。

 所有刀は『寒鳳』。それより繰り出す異能の剣技は、『凍葬ノ刄』『凍削ノ鋩』『凍魂ノ幽世』『凍鎖の牢獄、凍り鎖す籠の獄』『氷槍の斉落』『氷華の幻野』


日下 儀紹

Kusaka Yoshitsugu

 日下家当代当主。息子は修孝。日下家に伝わる一子相伝の日之太刀『霧雨』は、現在公式見解では行方不明となっている。


日下 巴恵

Kusaka Tomoe

 儀紹の妻。修孝の母。



日下 修孝

Kusaka Michitaka

 日下宗家の嫡男。現時点(星暦1988年時点)では、まだ自身の異能には目覚めておらず、家督相続が危ぶまれている。

 修孝の異能は『予知夢』=自身の夢の中で、未来を視る能力者。そして、起きているときの自身の行動の変化で、その『予知夢』の内容も変わっていく。


身長:185センチ

血液型:

誕生日:

年齢:

一人称:俺

異能:予知夢


 修孝は、塚本勝勇の正体に気づいている。夢見の異能で、塚本勝勇という人間の正体を、その本性を知る。修孝の復讐対象の一人。


 塚本は、『予知夢』の異能を持つ修孝を自身に取り囲まんとするものの、塚本を警戒する修孝は塚本を拒否。

 塚本は、その異能『曲描曲筆』で、修孝の『予知夢』の異能を曲解。修孝の異能は『先読み』となり、未来を予知することができなくなり、―――

 美夜妃はその異能『増幅』ごと、霧雨の『夢霧の郷』に取り込まれ、『霧雨』と共に在るという存在になってしまう。



大鳳 美夜妃

Ōtori Miyabi

 日下修孝の許嫁。チェスター第二皇子率いるイニーフィネ皇国による日下侵攻にて対外的には行方不明となる。異能は信頼のおける者ほど強い効果がある『異能増幅』。


身長:160センチ

血液型:

誕生日:

年齢:

一人称:美夜妃

異能:増幅ただし、信頼関係が強い者ほどその効果は激増していく。


日下 正儀

Kusaka Masaki

 日下修孝の従弟。現時点(健太視点の時間軸)では、日府に移った日下家の次期当主。儀紹の養子になっている。行晃の次子の息子。現実主義者。


日下 万桜

Kusaka Mao

 日下修孝と正儀の叔母。

野添 碓水

Nozoe Usui

 日下出身。日下儀紹の密命を受けて、第六感社に身を窶し、日下修孝の行方を追っている。


近角 信吾

Chikakado Shingo

 日下出身。日下 儀紹の密命を受けて、日之国政府直属の警備局に潜入した。だが、『廃都市計画』の結果、それはうやむやになってしまった。


三条 悠

Sanjō Yū

 日下出身。日下修孝の友人。イルシオン五候家の一つクイーナ家の血を統く。その異能は、空気を操り、圧縮空気を利用した『絶対防御』。それは、ガス惑星の内部に存在するとされる金属気体のようなもの。空気を用いた場合、酸素の影響でその楯は青味を帯びる。


「我は、ヴェロニカ=クイーナ・ディ・イルシオンの血を血筋(ひき)し者。彼女ヴェロニカの真名の下に、我自身が命じる。マナよ、クイーナ家との盟約に応じ、我がクイーナの血筋に力に応え―――、


「我が名は『絶対防御』。我、三条悠の真名の下に我自身が命じる―――魔法剣『朝凪の剣』よ、我が血筋し偉大なる祖“風嵐の魔女ヴェロニカ=クイーナ・ディ・イルシオン”との盟約に応じ、我らが力に応えよ。マナよ、我が家の血筋に応え、嵐氣を起こせ―――『吹き荒べ朝凪の剣(シルフィード)』ッツ」


九十歩 颯希

Kuzyūbu Satsuki

 日下出身。日下修孝の友人。

 異能は『空間干渉』。

 内なる異能は『引き寄せ』/外への異能は『空間転移』。

 ただし、『空間干渉』は、その内在アニムスを多く消費するために、数度しか使えなく、その異能は万能ではない。

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