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イデアル十二傳道師/理想の行使者。その二

イデアル十二傳道師/理想の行使者。その二


日下 修孝Cronus / Kusaka Michitaka

『先見のクロノス』

日之民。

 秘密結社イデアル所属。

 日之国日下出身の剣士。日下流霧雨抜刀術の使い手。

 日之太刀妖刀『霧雨』刀の所有者。

『日下流霧雨抜刀術』

霧雨抜刀術剣技:

『水楯』

『水刃』

『濛氣、潏濬瀑泉濤瀾』

『濛氣霧杳』

『秘刀―――霧雨水燕』

『番い燕、背水斬疾』

『親子燕、斬次遥』

『水蝗』


「岩をも削る、水の滴。是即ち霧雨の極意なり―――、背水斬疾」

「鋼を削る、水の滴。是即ち霧雨の極意なり―――、背水斬死」


「日下流―――霧雨抜刀術。秘刀、霧雨水燕・・・ッ!!」

「秘刀―――霧雨水燕、斬次遥」

「秘刀―――霧雨淼龜、水灥楯」

「秘刀―――霧雨水蛟、斬泠剗」


異能『予知夢』『先読み』



「こ、―――小剱・・・っう、うろたえるなっ。小剱 健太・・・聞けっお前は・・・大切な者を・・・護りたいのだろう? ならば・・・既存の・・・概念は棄てろ・・・。きっと、お前は・・・『眼』を、『媒体』にして―――異能を・・・発現させることができる・・・無限の可能性を持った能力者だ。既存の概念を棄て―――、見事『天王カイト』に・・・勝って見せろ―――!! ・・・お前なら、小剱 健太なら・・・それが・・・できると・・・俺は、信じ――――――」


※『五世界幻想譚』より


「逃げろ、アネモネッ!! お前の魔法ではこいつには勝てんッ!!」


「強いな・・・!! あいつ(チェスター)なら喜びそうだ・・・!!」


「ま、まさか・・・―――こんなところで」


「イデアルこそ、俺が俺であることを証明できる場所。それが名を棄て『イデアル十二人会』の一人にまで登り詰めた俺、『クロノス』だ」


「俺は今や『廃都市』といわれている街に生まれた。そんなとき、突然イニーフィネが攻めてきた。俺は生き残るため、止む無しに武器を取った。俺はいや俺達日下の人間は皆、攻めてくるイニーフィネ軍相手に必死に戦った。日之国中から集まってくれた義勇兵達も・・・。街の全てが日下の将来のために必死になって戦っていた。だというのに、一般の日之民は・・・!!」


「内輪もめばかりの魔法王国を武力で併合し、日之国までも侵食しようとする貪欲なイニーフィネ帝国。かたや己の保身と利益しか考えていない日之国。同じ国土で争いを続ける月之国。機械上位で人間を虐げ続けるネオポリス。そんな無意味な争いばかり続けるバカげた連中に、正義の鉄槌を喰らわすのは『イデアル』だ」


「三条 悠、小剱 健太。『イデアル』こそが真の正義だ。その『イデアル』こそ、俺の存在できる場所。俺の存在を証明できる場所なのだ!! お前達が俺の・・・いや『イデアル』の邪魔をするというのなら、、、お前達を斬り伏せて『雷基理』は俺が貰うっ!!」


「そのとおりだ、俺の固有能力は『先読み』。三条 悠なら協力者である小剱には教えていると思っていたのだが? それとも三条お前は、小剱を信用していなかったのか?」


「胸を張れ、小剱 健太。お前は俺を斃した。ならば、その誇りを胸に刻んで俺の屍を越えて征け。・・・、、、それが刀を持つ者―――、他人の生命を奪う可能性を秘めた剣士の宿命だ・・・っ」


「あぁ。・・・お前と俺では剣術の流派は違えど同じ剣術道を征く者。健太、俺はお前に出会えて・・・お前が少し羨ましかったんだ。まっすぐなお前に出会えて・・・俺は―――、ゴボッグホッ!!」


「・・・そ、そうだ、、、健太。最期に俺の望みを・・・聞いてくれるか・・・? お前が・・・『雷基理』を使いこなすところは見た・・・。ならば俺の『霧雨』も使いこなすことはたやすいだろう、、、俺の『霧雨』を持っていけ、小剱健太」


「俺の屍と共にあるよりも・・・、、、どこぞの馬の骨に『霧雨』が渡るよりも、俺は、お前に『霧雨』を、、、使って・・・ほしい・・・」


※日下修孝先見のクロノス。割合早い段階から“このようなキャラクター”として設定していた。

『五世界幻想譚』では、早くからグランディフェルとアネモネと共に登場。アルスランの猛攻の前に膝を付く。

 上述のとおり『五世界幻想譚』でも、やはりその第三章にて、主人公小剱健太と衝突する、、、はず。



針崎 統司 ??歳(私)

Harisaki Tōzi

『探究者』

日之民。

 秘密結社イデアル所属。日之国日府出身。第六感社の研究者。


異能『水氷』


針崎 統司麾下の組織、及び個人。


『ハーリーズ』

 針崎の付与異能及び、薬物投与の研究開発によって生み出された強化兵による『イデアル』の戦闘部隊。


『朔日』

Sakka

 針崎の禁忌の研究で誕生した生体兵器。


『晦日』

Misoka

 針崎の禁忌の研究で誕生した生体兵器。



「そう、私はたとえ『イデアル』に成ろうとも、私は『強き日之国の信望者。強き日之国の信仰者』であることには全く変わりません。ここに集う『理想を思い求める』者達よ、貴殿らはきっと、この私、『十二傳道師』の一人、この針崎統司の話に感涙することでしょう。では、私の素晴らしい『日之国強兵化論』それに基づく『日之国強盛論』をご清聴いただこうかッ!!」


※『五世界幻想譚』より


「私の主張がくだらない? 貴女の言うことのほうが私には理解できませんね。それとも貴女は魔法王国イルシオンの二の舞になりたいのですか!? いいですか?よく聞きたまえ。他の世界に比べて能力者の少ない日之国・・・。それはそのまま日之国と他の世界との戦力差に繋がります。脆弱な日之国がイニーフィネ帝国の攻勢を覆すためには成すべきこと、それは皆解っているはず。それは異能を持つ能力者を増やせばいいのです。そのために我が社は研究に研究を重ね、臨床し、実践し、実証し、証明し、一般人を能力者へと変えていく。そのために起こりうる一般人の多少の犠牲は仕方がないのです。能力付与に耐え切れず精神が崩壊した者や自身の能力で燃え尽きた者、破壊衝動に苛まれやむなく廃棄した者なども確かに少数ですが存在します。ですが第六感社(われわれ)は多少の犠牲は厭わない。その者達が次代の礎となり、そうして完成へと近づいていき、日之国強兵化ができあがるのです!! そしてそれこそが日之国に開かれた輝ける道なのです!! 日之国をより豊かにッ日之国強兵化論こそ正義ッ『強き日之国に永遠の栄光あれッ!!』」


「私を討ち取る? ふふ―――では、そのような危ない銃はさらにこうしましょう―――『氷転嫁』」


※針崎統司。エシャール卿となんとなくキャラ被り。『五世界幻想譚』でも、以降活躍予定。



結城 魁斗(黒フード)

Yūki Kaito/Kite

『黯き天王カイト』

日之民(転移者)。

 秘密結社イデアル所属。日本国出身の『転移者』。その正体は結城 魁斗。次期導師内定者。


異能『“卵”』→転移後、結城魁斗が“初めて触れた”持ち主の異能/魔法、及びその者の精神が黯黒魔女屍術師ロベリアのものだったため、異能が『黯』となる。


『天王黒呪』Maledictus Obscuritasマレディクトゥス=オプスクリータスの七つの力。

『死に至る黯黒呪界』Mortiferum=maledictium Obscuritasモルティフェルム=マレディクティウム・オプスクリータス

『黒印』

『黒輪』

『翔黒黒刃』

『翔黒黒氣鏃』

『黒弾』

『黯黒氣刃投射』



「つまり僕が考えた作戦はこうだ。僕がここで屍兵達を足止めする。僕がここで多勢を足止めしている間、健太きみが小勢をその木刀で薙ぎ払い、教会への道を作る―――これが僕達に残された最善の策だよ。そうは思わないかい、健太?」


「あ、やっと僕の名前を呼んでくれたね、健太。きみはきっと、僕の名前のことなんかすっかり忘れてしまっているんだろうって僕は思っててちょっと寂しかったんだ・・・」


「その、日之民の中にも能力が目覚めない、もしくは無能力者も一定数はいるみたいで、僕もそんな感じだよ。ごめん、僕は健太に異能を見せることはできないんだ・・・」


「―――実はさ、健太。その僕を救ってくれた導師(とう)さん、養母さん達は、この惑星イニーフィネにある五つの世界を渡り歩いて、僕らみたいなか弱い『転移者』を捜して出して保護したり、五世界各地で、迫害を受けたりして行き場のなくなった人達を支援する仕事をしているんだぁ。彼らは僕がこの五世界でできた自慢の家族さ!!」


「その仕事以外にもさ、導師(とう)さんや養母さん、義兄さんも義姉さん達、そして僕も、あっちで誰かが泣いていたら、すっ飛んで行って、泣かした奴を叱りつけ、今度は向こうで誰かが喧嘩をしていたら、すっ飛んで行って両成敗。僕達は争いのない理想的な五世界を造るために、『理想を成すために僕達は在る』んだ。とにかくほんとにみんなとてもいい人達ばかりなんだっ。健太、僕の五世界でできた家族に会ってくれないか?」


「あれれ?どうしたの健太、こないの? それとも真剣での勝負は初めてだからビビってるのかな?ははっ♪」


「これで、また形勢逆転かな? ははっこの拳銃はね、ほんとは張りぼてじゃないんだ♪ この銃の名前はね『氣導銃』って言うんだ。射手の異能のアニムスを本来あるべき形で氣弾化して撃つ銃だよっははっ」


「そうだよ、健太!! この技を僕に教えてくれたのはラルグス義兄さんさっ!! 敗者は勝者の糧と成れ―――『天王黒呪』―――『黯黒(あんこく)氣刃投射(バリスタ)』―――っ!!」


「ち、地球に戻されたら、きっと僕は『天王黒呪』を失うっ!!目的も失うっそんなの嫌だよっ健太っ!!」


「う、うそだっ!! うそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだっこんなの嘘だッ!! ・・・嘘だ・・・これはきっと嘘だッ!! これはまやかしだ・・・幻想だ、幻覚だ、これは健太が僕に見せた妄想だぁあああッ!! 僕は次の『イデアル』を総べる導師になるんだよっ!? 強いんだよっそんな僕が、健太に―――、僕がきみに敗けるなんてありえないよっ!!」


「ははっ久しぶりだねっ健太っ♪ どう?真っ黒でしょ?きみが帰ってくるまでに、地球を僕のものにしたよ♪すごいでしょっ僕っ♪ ははっ♪」


「ははっこれぞ黯黒惑星地球号って感じかな。自由浮遊黯黒惑星地球号っ惑星イニーフィネまでgo-goって感じだよっ、ね? 健太っ♪」


※結城魁斗、、、本当に『真・魁斗編』まで続くのか?

魁斗の“魁”とは健太や敦司達より“先駆けて”転移したから、という意味も掛けてある。斗は、北斗七星の“斗”より採用。

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