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『イニーフィネファンタジア-バルディアの獅子-』設定資料。主要キャラクター

『イニーフィネファンタジア-バルディアの獅子-』設定資料。主要キャラクター



アルスラン=オテュラン

Arslan Ot yılan

 本作の主人公。エヴル・ハン国の王子(テギン)。オテュラン氏のアルスラン。『バルディアの獅子』や『剣獅子』の異名を持つ。


「貴公らルメリア軍団は、命乞いをした我が領民達を笑いながら傷つけ、眼を潰し、犯し、火を点け、すり潰し、殺しまわったであろう? では、コルヌス殿。オレはそのような貴公を助命してやる道理はどこにあるのだ?」


「―――さっさと地神(イェルリク)のもとへと馳せ参じるとよいぞ、コルヌスよ。オレがそなたを地神のもとへと送ってやろう―――」


「イェ・・・イェ―――、ルハ―――・・・す、すまぬ。すまぬ・・・っ、ごめんな・・・オレはなにも・・・だれも・・・護れなくて・・・、、、うぅ・・・助け―――ッ 助けられなかったんだ・・・ごめんよ、ごめんよイェルハ・・・。も、もう、、、イェルハにみんなを・・・、会わすこともできなくて―――、そしてオレだけが・・・オレだけが―――っ、一人おめおめと生き延びてしまったのだ―――。―――、だが―――、、、。本当は、お前にも、もう会えない、のかと・・・、、、。ま、まさか、このようなところで・・・、イェルハお前に、、、再会できる―――など・・・、、、うぅ・・・っく―――」



「―――オレは呆けていたのではないよ。今思えば、あの―――、ユウェリアきみに吸い込まれるような不思議な感覚は、きっと貴女への一目惚れの感情だったのだ」


「ユウェリア姫よ、オレはテオドラ殿とは婚約しません。先ほどもオレが言ったとおり、オレの心はもうすでに決まっております。もし、それで貴女の父君ジェラルド様が、ご立腹されるのであれば、オレはバルディア侯国を去るつもりだ」


「ユウェリアよ、そなたはそこまで、オレのことを好いていてくれていたのか―――」

 オレは瞬時に決断してユウェリアが馬上にてまたがる馬に駆け上がった。

「オレはもうそなたを遠ざけようとはせぬ。ユウェリアよ、オレはもうそなたを決して離さぬからな・・・っ」



「ロサよ、追手に先ほどの炎をもう一度頼めるか? オレに策がある」


「―――解った、大地の魔女アネモネを信用し、オレは、ロサよそなたの忠告に従おう―――、してアネモネは、次にそなたになんと言ってきた? 次なるアネモネの報告の、その仔細をオレに話せ」


身長:

血液型:

誕生日:

年齢:二十歳前後

一人称:オレ

異能:『氣』

得物:クルチ/キリジ

肩書:エヴル・ハン国の王子(テギン)。『バルディアの(クルチ・)獅子(アルスラン)

性格:冷静沈着、進むべきときは猛進。善悪などは関係なく自身の“正義”を振りかざす。更なる高みを目指しているため、いつもその努力は怠らない。

容姿:黒髪。黒眼。目つきはやや鋭い。




ユウェリア=ガスタルド 17歳

Juwelia Gastald

 ノルディニア王国に属するバルディア大候国の候女。オルビスルートの正ヒロイン。


「え、えぇ―――アルス。お父様とお兄様が話していた、先の戦の和睦の条件に、アルスとニコラウス侍従長の娘の縁談話がきたから、、、アルスの真意が知りたくて・・・」


「アルス貴方が自分のことをさらけ出すときって、一人称が『私』から『オレ』になるの。気づいてた?」


「―――。アルス、事がうまくいくルーンのまじないをかけてあげるわ。―――智略のルーンを識りなさい。誰よりも智将になりたければ、バルドの女神に捧げものを贈りなさい。そして、バルドの高貴な乙女の親愛なる接吻を得るのです。さすればきっとバルドの女神は貴方に微笑むでしょう―――」


「私はアルスのことは何も知らないッ!! でも、私なら貴方の力になれるわっきっとッ!! そんなアルスの全てを、私だったら受け止められるわッ!! ずっと貴方が苦しんできたのを私は知っていたのに、今まで何も訊いてあげられなかった―――。そんなに辛そうな顔をして・・・―――でも、もう独りで苦しまなくてもいいの、アルスっつ。・・・その貴方の苦しみを私にも分けてほしい・・・―――!! 私は、貴方が視ている光景を見てみたいッ・・・―――!!」


「それに私はアルスラン貴方の義妹に早く会ってみたいの」


「ア、、アルス・・・ラン、・・・あ、貴方に・・・や、やっと・・・私の・・・気持ちを伝えられた。でも・・・イェルハちゃんに・・・会えなかったのが・・・私の心残り―――」


「笑って・・・アルスラン・・・―――最期は、、、アルスランの・・・、私の愛する人の・・・笑顔が―――見たい、、、」


身長:

血液型:

誕生日:

年齢:二十歳前後

一人称:私

異能:『氣』

得物:戦鑓

肩書:『バルディア大侯国侯女』

性格:冷静沈着。怒ると静かに恐い。

容姿:金髪。長い髪。碧眼。



ロサ=デスピナ・ディ・イルシオン 17歳

Rosa Despina di Ilusión

 イルシオン五侯家デスピナ家の姫。火炎魔法を得意とする。ロサとリラは双子の姉妹。ヒロイン。炎魔法の使い手でその実力はそこそこ。好奇心旺盛で活発な少女。

 リラとの合体火炎魔法『ソル・メルト=テトラルキア』は、劫炎の魔法に匹敵する。


 本編『五世界幻想譚』では、旧・デスピナ領にてイニーフィネ帝国に抵抗を続ける『イルシオン・デスピナ解放運動』の象徴的存在である。


「やっほーアル君。ここにいたんだ?」


「私っアルくんに騒がしいって言われたっ!?」


「アルくんっ冷静すぎるよ!! 『そうらしいな』じゃっないってばっアルくんっ!! 五賢者ってすごくすごいんだよっ!? そんな私の自慢のグランマは正真正銘『五賢者』の一人『劫炎の魔女』だよっ!? 会ったことあるじゃんっ!?アルくんも私の祖母ちゃんに・・・!!」


「その私のグランマの友達っていうか、、、幼馴染って言うか。うんっその人と私のグランマは、昔学び舎で同じ釜のご飯を食べた人なの。偉大な土石魔法の使い手だよっその人はっ♪」


「我、ロサ=デスピナ・ディ・イルシオンの真名の下に、我自身が命じる―――マナよ、デスピナ家との盟約に応じ、我がデスピナ家の血筋に応え―――『劫火の焔』となれ―――『ファイアメルト・デュオッ』・・・!!」


身長:155センチ

血液型:

誕生日:5月31日

年齢:

一人称:私

魔法:『火炎属性』

 作中にて使用した『魔法』

『ファイアメルト・デュオ』

性格:

容姿:真紅髪のロングヘアー、紅い眼、かわいらしい


※ロサ(赤いバラ):「あなたを愛しています」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」



イェルハ(フローラ=バシレウス)

Ilha=Flora Basileus

 ルメリア名はフローラ。スゥとアルスランの義妹。ソフィア皇女の実子で純粋なルメリア人。母の実家はルメリア帝国帝室。

 血の繋がっていない兄であるアルスランに恋心を抱いている。


「よしよし・・・、もう大丈夫ですよ、もういいんです兄さん、そんなに自分を責めなくても」


「いつからそんなに泣き虫になったんですか、兄さん。兄さんがそんなだから、、、私も・・・泣くに、、、泣けないじゃないですか・・・兄さん。でもほんとうに良かったです、兄さんが生きていてくれて・・・―――」


「兄さんが悲しいのは解りますッでも兄さんがそんなだったらダメなのッ。私が『癒しの力』でユウェリアさんを癒しますから―――」


「諦めないで―――ユウェリアさん・・・ッ貴女も兄さんのこと好きなんでしょう!? だから諦めちゃダメなのッ!!」


「今までありがとうございましたマティルダさん。私は兄さんのもとへ、兄さんと一緒にバルディアに行きます」


「ありがとう兄さん、エヘヘ。朝早くからパン生地をこねたかいがありました。だって兄さんに食べてもらいたかったの」


「イ、イェルハ・・・? そのアルスラン殿は生き別れていた兄なのよね・・・? な、なぜか・・・、なんか兄妹以上の関係みたいに。・・・ううん、私から見れば、あなた方は禁断の関係のように見えるんだけど、・・・」

「ひっひぇッ!ア、アンジェリカさん!?」

「え、えとッ兄さんは、実はほんとの兄じゃないんですッ」

「・・・ということは?」

「じ、実は兄さんは私の義兄なんですッ!! ほら髪の色とか眼の色とか全然違いますよ!? 私の母が兄さんのお父さんと再婚したんです、私。だから私と兄さんは!! そう、そうなのですッ普通なの・・・普通の関係なんです私達っつ!!」

「あのフローラ・・・? それはすでに聞いていたことだけど・・・って、つまり貴女は義妹で義兄にあたるアルスラン殿のことが好―――」

「え、えとっ!!アンジェリカさんっ!! そ、そうっと言いますか、、、でもでも違ってまさか兄さんと再会できるとは思ってなくて嬉しくて、ついつい私兄さんに抱き着いちゃうんです・・・っつ!!」


身長:

血液型:

誕生日:

年齢:十代後半

一人称:私

異能:『氣』(治癒能力)

得物:

肩書:『ルメリア帝国皇女』

性格: 義兄大好き

容姿:色の着いた長い髪。茶眼。笑顔は、にこにこかわいらしい。

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