46 津野攻めの表と裏
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(1531 秋 9歳)
祖父一条房家を総大将として本格的に津野攻めの準備が始まった。
このじいさん意外と武闘派で戦に出たがる人だった。
もちろん前面に出て槍働きをするわけではないが
前線の本陣で直接指揮するタイプだ。
祖父と父のどちらもが前線にでるのはリスクが高いから
父は仕方なく留守をまかされることが多いらしい。
祖父房家には古参で戦経験のあるものを中心に
馬廻50、足軽200、小荷駄200を預け、
祖父房家の軍が1000になり、家臣たちの兵の合計が1500。
野分の被害が多い地域を通るので食べ物目当てに
豪族から兵が集まってくることが予測され、津野氏の領地に
入る頃には総勢で3000を超える軍になるという。
糧食の手配が大変な事となり、中村に残ったほうが忙しくなってしまった。
過去の土佐の諸氏の衝突を調べてみるとヌルい。
「土佐七雄」というが、族滅まで追い込まず、
なぁなぁで済ませてしまっている戦が多い。
牽制しあって仲裁しあってここまできた感がある。
今回もこのままでは本山氏、大平氏が支援して膠着し、
和議でおさまることになりそうだ。
ゆくゆく土佐を平定するのならばここは電撃戦にすべきだろう。
父房冬に別働隊を船で津野氏の外港である須崎港に
直接乗りつけて拠点構築する話を持ち込む。
別働隊は馬なしの馬廻衆50、足軽衆200。小荷駄衆200。
祖父に提供した同数を父に預けた。これで根こそぎだ。
もう逆さにふっても一人も出せない。
中村下田港、土佐清水港、宿毛港に集まっている
商船に協力依頼をし、分乗して上陸させる。
父房冬がこれに乗った。これまで一条家の兵は当主である
祖父房家の指揮下で父は主攻になることなく控えていた
ことが多かったが、今回は一番槍をつけることができるからだ。
祖父房家を父自らが説得し、祖父が出立した後から海路で出立した。
留守をあずかっていた子飼いの兵をあわせて800の房冬軍。
順調に進めば陸路より早く須崎港に着くだろう。
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