表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国クラス転生  作者: 月本 一
30/284

30 商取引の進展と各地の情勢

感想、誤字報告いつもありがとうございます。

(1529 冬 6歳)

各地との連絡が密になってくるにつれて商取引も進展しはじめた。


京の一条本家は土佐からの支援で戦乱が続く中でも

衣食住に困らぬ生活ができており、深く感謝され、

御用商人とは手動扇風機と土佐団扇の京方面での

専属代理店として頑張ってもらっている。

土佐商人では公家の力関係やしきたりのハードルは高すぎるのだ。


堺は津田の天王寺屋との取引。京と競合しないように

注意してもらって各地の商家との窓口になってもらっている。

他国よりも早く収穫される土佐の米は戦の兵糧としての

需要が多く、高値で取引されている。

堺には土佐商人の拠点を用意してもらい、

各地の相場を調べてもらっている。

米や、武具防具の流通量や流通先の断片だけでも

重要な情報だからだ。


周防の大内家とは御用商人同士の取引が公認され

お互いの関税を減免する約定を結んだ。

京では美濃和紙や越前和紙などとの競合で厳しいが、

周防なら安くつくれるようになった土佐和紙の需要もあるだろう。

和紙を売り、京や中国の書物を書き写したものを買い取り、

土佐で保護保管する流れをつくっていく。

周防に避難している公家や僧侶などの文化人には

写本は小銭稼ぎとして感謝もされて人脈もできる。

人脈が広がれば商機も増える。


豊後の大友家との通商交渉はまだとりかかったばかり。

周防と豊後が完全な敵対関係になる前に結んでおきたい。

今はまだ婚約者の雪姫との文通ついでに商人が行き来している。


この他に日向(宮崎)や薩摩(鹿児島)との取引もある。

周防大内と京細川の仲が悪く

周防は瀬戸内海ルートで明との貿易をし、

細川はそれを避けて土佐→中村→油津(日向)→坊津(薩摩)の

太平洋ルートを使っている。

中継点で直接的に日明貿易の恩恵はないのだが

航路は確立されており、清酒や椎茸など引き合いの

強い商品を足がかりに自前の船での取引を始めている。

リスクもあるし、利幅も薄いが販路があるだけでも

意味はあるし、船員も育つ。


太平洋ルートでは

中村に着くまで、土佐国内の各港を経由してくる

東から甲浦、奈半利、浦戸、須崎などだ。

この南海路で土佐国内の有力国人との取引も行う。

清酒や椎茸なども土佐国内に流通させはじめた。

京や堺の価格より少し安い価格にしているが

高級品であることは間違いない。鉄器や鉱物など

中村で入手しにくいものとの物々交換で取引されている。


米の収量は年々増加中、

作業軽減の余力で団扇など加工品の生産も軌道にのった。

新式塩田はこの夏を境に出荷できる量が確保できるだろう。


各地の情勢も伝わってきている。

今の足利将軍は12代義晴で、朽木に落ち延びて政務を行っている。

(転生予定の足利義輝と朽木元綱はまだ生まれていない。)


周防の大内義隆からは正式に家督相続の連絡がきた。

ありがちな相続争いはなかったようだ。

馬や兵糧などの軍事物資中心のお祝いにいたく感謝され、

返礼として明から輸入されてきた書物の写しや

各種の種や苗が送られてきた。その中にはハゼの木もあった。

これでロウソクがつくれるようになるだろう。

梅の方からの便りでは弟晴持は元気な様子。

大内義隆は可愛がってくれているようだ。


豊後の大友義鑑からは特になし。

私の婚約者の名は雪姫だと知った。

珍しく雪の降る日に生まれたかららしい。


京の三条西実隆様からは直接私宛で挟返碁(リバーシ)についての

文がきた。手軽に遊べるが奥も深くて気に入ったらしい。

面白いと思った方、ブックマーク、ポイントをお願いします


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 近江の覇王は転生だけど、義輝は尾張三位とともに転移ですな。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ