28 足軽衆と文官衆
感想、誤字報告いつもありがとうございます。
(1528 秋 6歳)
新式農法に取り組み始めてから4年目
寺社領も取り込み、ほぼ土佐一条の支配下全域で
新しい米づくりが広がるめどがたった。
糞尿を集めて肥料として発酵させる場所を郊外各地に作り
そこから各地へ送る仕組みもなんとか軌道にのり始めた。
土佐清水や宿毛、下田(中村)の各港でつくる
干鰯や土佐清水での鰹節のB品なども肥料として流通し始めた。
塩づくりや炭焼きなどでできる大量の灰も肥料として利用できる。
肥料づくりがもう少し進めば二期作や二毛作ができる土地もできてくるだろう。
下田で行なっていた新式塩田も実用化のノウハウが蓄積されて、
来年からは土佐清水や宿毛でも新式塩田への移行が進む予定。
塩が大量に作れるようになれば味噌や醤油の開発に着手できる。
寺社領の僧兵くずれは足軽衆としたが、
農家の三男以降の土地をもたないあぶれていたものや
京や堺から避難して食べるのにも困っているものを集め
足軽衆と小荷駄衆として訓練することにした。
兵として鍛えるよりも、工兵として鍛える。
農地にむかない土地に足軽長屋をたてて集団生活をさせている。
兵としての訓練をする前に、今は公共事業の仕事をしてもらっている。
港や道路整備だったり、河川の堤防補強だったり、
水路をひいたり、塩田開発だったり
農家のように1カ所にとどまって仕事をするのではなく
必要な場所にその都度、派遣して土木工事中心だ。
武官ばかり増えているが、それを支える文官が足りない。
御一門衆の3男以降を文官として取り立てることにした。
元僧兵や足軽や小荷駄衆だけでなく
怪我や病気で戦働きができなくなったものからも募る。
私は当主の嫡男でもなくただの孫、しかも幼児、
直接政務に関わることはないが、あれこれやらかすので
ほうれんそう=報告、連絡、相談はきちんとして
なるべく意思疎通をはかっておきたい。
どんな産業に手をつけるのか、
違う方法でどのくらい規模や成果が大きくなりそうか、
進捗状況はどうなっているのか、
まずはそういったことを関係各所に連絡して
調整をしてもらう役から私の負担を軽減してもらう。
御一門衆それぞれの家をたずねて頭を下げてまわる。
馬廻衆や足軽衆などここのところ武家に偏った登用が
多かったから、御一門衆に不信・警戒感を持たれる前に
手を打つ意味合いもあった。
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