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戦国クラス転生  作者: 月本 一
27/285

27 寺社領

感想、誤字報告いつもありがとうございます。

(1528 秋 6歳)

中村→土佐清水→宿毛、と毎年少しずつ新しい米づくりのやり方が

広がり始めた。結果として大幅に収穫量が増え、作業も楽になり、

副業でも収益があがるようになった。


寺社から自分たちの土地への導入希望が願われるようになった。

寺社領の農民の生活が向上するのであれば問題ない。

重い取り立てができないように、管理を含めて全て請け負って

よいならば研修をする、という方向で話をすすめてもらう。


これまでの収益同等を米で納めることで管理を請け負う提案をした。

これは米以外の麦や大豆を作っても、米を納める、ということだ。

ただし5公5民でなく4寺社2公4民の比率とする

(4割を年貢で納め、2割を手数料とし、4割が農家の取り分)


損するかのようにみえるが、不作であっても4割を納める。

(凶作クラスであれば相談することになる)

領地はあくまでも寺社のものとしても、

管理運用するのはこちらで、寺社にしてみれば

貸し出して、賃貸料を受け取るような感覚に近くなる。

面倒な作業がなくなり、安定した収益は寺社として魅力的といえるはず。


2公4民の2公も、1公1備蓄とし、災害や飢饉のために備蓄にまわすと

説明すれば民も受け入れやすい。6公4民だった地域にしてみれば

変わりがない。

新式農法で大幅な収益が増加すれば4寺社2公4民が4:4:4にだってなる。

稲作に向いている土地ばかりではない。

無理に米をつくるのではなく、大豆や麦や綿などを作って、

それらを売った利益で米を購入して納めてもよいし、

米を清酒に加工し売った利益で米を購入して納めてもよいわけだ。

(ひえ)(あわ)麦などの雑穀でもいままでより上質な酒がつくれる。


ただし、一つだけこちらの要望を受け入れてもらう条件を加えた。

それは僧兵の解体。管理する中に武装集団は必要としない。

宗教活動に専念していただく。帰農してもよいし、

商売をはじめてもよい、武家のまね事は辞めてもらう。

兵の仕事がしたいのならば、僧をやめた兵として召し抱えると伝えた。


管理運用でこちらの文官の負担は大きくなるけれど

武装解除できることの意義は大きいし、

常備兵として雇用することもできる。しかもその費用は

寺社の領地からの収益を一部でもあてられるのだ。


こうして農業に従事しない兵力を一定数確保。

敵兵と直接戦闘を望まない僧よりの兵は小荷駄衆に

荒事を好むものは足軽衆として登用することに。

弓が上手なものは弓足軽、体力が高いものは槍足軽として

訓練の日々に入ることになるが、

普段は小荷駄衆といっしょに公共事業で体力づくりを

してもらうことにしている。


元々、土佐一条家が土佐に移ってきてから京や奈良から

勧進(分社として誘致)してきた寺社が多いので僧兵をかかえている

寺社は少ないし、僧兵も少ない。百姓が貧しかったのだから寺社も貧しかった。

これから増えるかもしれない脅威への予防措置の意味が大きい。


近隣の寺社から声をかけていったが、返事はまちまちだった。

賛同した寺社には建物の補修や増築、鐘の寄進などを行った。

すると返事をしぶっていた所ももれなく賛同してきた。

遠くの寺社からも、われもわれもと向こうから連絡してくる

ほどだった。どこも懐事情は厳しかったようだ。

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