#01 美少女なったよぉ
TS系VTuberモノにハマったので、書いてみた。
もっと増えてぇ
「うわーかわいい。俺ちょーかわいい」
どうも、初めまして。俺はTS転生しちゃって、女の子になった者です。羨ましいだろ?
何故、俺が女の子になったのか。それは前世の俺が18歳の誕生日の時、クラスの人気者だった俺はバースデーパーティーを友達と……したわけではなく、そもそも前世の俺はコミュ障というやつで、人気者どころか友達なんていませんでした。誕生日は家族に祝ってもらったし、ぼっちじゃないよ? それで、誕生日のチーズケーキを食べたら急に眠くなってきて、部屋に戻ると、すぐにベットに倒れ込み、眠りについてしまった。そして目を開けると俺はあの有名なコ○ンに出てきそうな黒い全身タイツの変質者がいる白い空間にいた。黒タイツのそいつが「叶えたいこととかないかい?」と言ってきた。明らかに怪しい。まぁ、夢だと思ったから定番の「叶える願い事を増やしてください」と、言ったら「それは無理だ」と、断られた。次に「美少女になって、女の子とイチャイチャしたい」と軽く本音混じりの冗談を言うと「OK、僕からの特別なプレゼントだ。受け取ってくれ」とそいつに言われた。
そして、気づいたら3歳位の女の子になっており、鏡に映る新しい自分の姿に見惚れている。こんな可愛い子、自分が食べちまいたいぜ。……ロリコンじゃないよ?
「こんな将来美少女を約束された私なら友達100人とか余裕じゃないか〜?」
今度こそ友達を! 目指せリア充!
黒タイツの変質者さん、ありがとう! でも、唐突スギィ!
☆*☆*☆
私が転生し、目覚めてから12年の時が経つ。
テレビなどを見ていて気づいたのだが、どうやら私はただの転生ではなく、時を遡って生まれ変わる『逆行転生』というものをしていたらしい。現在2018年で、前世の私は2020年までの18年間を生きてきた。世界の歴史は前世と大きく違う所などは無いが、だからといって、全く同じという訳でも無かった。キリストのやつで有名なフランシスコ・ザビエルの名前がフランシスコン・サビエルになってるとか、ちょっと笑える程度の違いだ。前世の記憶が学習方面にしか特に役立っていることがない。というか、寧ろ前世の記憶があるせいで苦労しているかもしれない。はしゃいだのはほんと最初だけだった……
これまで出来事だけど、私の名前は藤燈思瑠々という、母曰くこの名前にしたのは可愛いからだそう。え? それだけ? 新しい私の両親だが、私が2歳の頃に父は海外からの帰る途中の事故で亡くなってしまったらしい。1度だけ会ったことがあるらしいが3歳になるより前の記憶は全く無いため、写真でしか知らない。母は常に私の面倒を見てくれていた。昔は何かしていたそうだが、不明。親が何の仕事してたか教えて貰えないって怖いわ。まぁ、ママが家にいるおかげで幼稚園や保育園に通うことはなかった。精神は18歳なので、正直その頃の生活はちょっと辛かった。幼稚園などに通うのはもっと苦痛かもしれない。辛いと言っても新しいママはとってもバインバインな美人さんだったからプラマイゼロだけどね! 目覚めた時にはもう離乳食を食べ始めていて、あのおっぱいを吸えなくて少し残念! 黒タイツの変質者に願ったからか、私もママの美貌を受け継いでいて、しっかり美少女になっている。しかし、胸が……胸が大きくならない! 女の子になったならもっとおっぱい欲しかった! 身長があまり伸びないのはまだいいのだが、このままでは完璧なロリ体型に……いや、成長期はまだこれからだ。
6歳になり、2度目の小学校へ行くことになる。この時点でも私はかなり可愛かった。最初は色んな人が話しかけてくれたよ。でも……18年コミュ障やってたやつが初対面の相手と普通に会話するとか無理ありすぎじゃね? 友達100人とか余裕って言ったの誰? はい、私でした。
話しかけられると緊張してしまい、会話が続かず、私に話しかける子が1人ずついなくなっていった。ママには全く緊張なんてしなかったんだけど……それから小学校に通い始めて1年、スクールカーストの出来上がらない小学校ならまだ間に合う。そう思いながらまずは挨拶からしようと思ったが……相手に返すより、自分から話す方が苦手なコミュ障。何も言わずに席に着いた……まだ時間はある、大丈夫。そう自分に言い聞かせ、後回しにしていたら、あっという間に卒業となっていた。
中学は半分以上が同じ小学校の生徒のため、私に話しかけてくる子がいなくなるのも早かった。そして、前世と変わらず、ぼっちスクールライフを送った。ただ、コミュ障は小学校の時より悪化しており、話しかけられてもマトモに返せてたか記憶が無い。
中学は小学校よりかなり勉強のレベルが上がるため、それなりに勉強はした。勉強は大事、前世で学習した。
そして、今日は高校の入学式。私はベッドで目を覚ました。
「おはよー、しるちゃん♪」
横からママが囁いてくる。最初はびっくりしたが、いつものことなので「おはよう、ママ」と返し、時計へと目を向ける
現在、A.M.7:50。開始は8:30。
寝坊したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
「なんで起こしくれなかったのママ!」
私は飛び起きると、ママに対し文句を言う。
「だってしるちゃん、ママの声じゃ起きないじゃない」
そうなのだ、私は何故かアラームでしか起きられなく、それ以外だと体を揺すられたり頬を軽く叩かれる程度じゃ全く起きなることがないのだ。
まさか、今日に限ってアラームを掛け忘れるとは……
「くぅ……と、とりあえず着替えるからママは1回出ていってよ! ていうか、流石にママでも部屋に勝手に入られるのは恥ずかしいからやめてって!」
「箪笥の5段目の奥は見てないから、安心して」
なんで、私の秘蔵グッズの隠し場所がそんなすぐにバレるのかな?! 全く安心できないよ……
「物足りなくなったら、ママが手伝ってあげてもいいのよ? 娘のためなら一肌脱ぐわ(物理的に)」
朝から何言ってるのこの人?! えぇ、いやぁ、まぁ、ママみたいな美人さんに夜のお手伝いをしてもらえるのは凄く嬉しいのだけれども……ね?
「って、早くしないと遅刻する!」
ママの相手してたら更に遅れてしまう。部屋の中にまだいることも気にせず、誕生日に貰ったネグリジェを脱ぎ捨て、制服へと着替える。いつの間にかママは部屋から居なくなっており、ちゃんと着替えは見ないでいてくれたらしい。
いつもギリギリで身を引く。ママはそういう人なのだ。だから、余計に疲れるんだけど……
軽く手で髪をとかしてから鞄を持ち、玄関に向かうと、ママが車の鍵を持って立っていた。
「流石私の娘、制服も似合ってるわ」
制服姿を褒られて、ちょっと嬉しくなる。
靴を履き、車に乗り込む。
「はい、ちゃんとご飯は食べなきゃダメよ」
「ありがとう」
朝食を食べてない私のためにおにぎりや好物のタピオカミルクティー風味クリーム&ホイップのラン○パックを渡してくる。相変わらず怖い程用意が完璧である。
家から私の通うこととなる高校まで車で約30分、ギリギリである
「さぁ、しるちゃんの入学式へー、GO〜♪」
お願い、間に合って。もぐもぐ
他のVTuberモノの作品を参考にしているので似た感じの所多いかもしれませんけど、頑張って別モノにしたい!
VTuberになるのは多分3話からかな?
後書き考えるのに相当時間掛けてるけど、いざ書く時忘れる!
誤字脱字などありましたら報告して頂けるとありがたいです。