強化する主人公
前回の話において『守護神』の効果を耐久値+10000からHP、耐久値100倍に上方修正しました。
これで主人公をさらなる高みに…
2016/10/24
守護神のスキルを変更しました。
『あ~。そういえば、ポイントでスターテスの数値を上げれたんだっけ?』
横を歩いているスフィアに話しかける。
『ええ、できますが。先ほどの戦いでポイントが100くらいは貯まりましたか?』
『ああ、だいたい5万ポイントくらいは』
『ご、5万!?何で、普通はそんなに貯まらない筈なのに』
驚き、自問自答をしだしたスフィアに向かって言う。
『いや、だって俺は普通じゃないから。むしろ異常だ』
『そうでしたね。いまさらそんな事気にしても仕方が無いですしね』
うんうんとスフィアが頷く。
『では、説明させていただきますね。ポイントを1使う事で各ステータスを10上昇させれます。ただし、HP、MPは1ポイントで100、幸運値は1上がります』
うん。絶対に普通にLv上げるよりはるかに効率がいいよねこれ。いや、いいのかこれ?まあ、使える物は全部使っていくが。
『さて、マスターどのステータスをいくら上げますか?』
『じゃあ、筋力、魔力、耐久、敏捷、器用の各項目に1万ポイントでよろしく』
そう言った瞬間スフィアの動きが止まる。
『へ?は、はい分かりました。使う桁が次元が違ってびっくりしました』
『多分、今後もっとけたが増えるから。覚悟しといてくれ』
『はい。頑張ります』
そして、しばらくスフィアがスターテスボードをいじっていると、
『マスター、できましたよ!ステータスボードを確認してください』
そう言われてステータスボードを確認する。
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神城優/17/神様見習い
Lv1
HP6062/6062
MP6374/6374
筋力100026
魔力102322
耐久100016
敏捷100024
器用100032
幸運1007
神格
【守護神】
スキル
【創造Lv4】
【落下耐性Lv10】
【痛覚遮断Lv9】
【魔力操作Lv5】
【魔力探知Lv5】
【生命の秘術Lv5】
状態
【経験値1024倍】
加護
【創造神の加護】
【創造神の孫娘の加護】
【死神の寵愛】
残りポイント 4662
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うん、なんか耐久だけおかしい気がするけど気のせいだな。さて、スターテスも上がった事だし少し体を動かしてみるか。まずは、死刀ツラヌキとシルバーソードを構える。この時点で二本の剣が恐ろしく軽い。そして、一気に前に踏み込む。
『ヤーーーハッ!!』
体が急速に加速し空気の壁を突き破ったような感じがする。そして切り付けた二本の刃から真空刃すらも放たれる。
が、同時に何も考えずに前方を切り付け、得たばかりの力の制御も出来るはずもないので。踏み込み、加速した勢いで壁に激突する。
ゴンッ。
鈍い音とともに体が静止する。
『痛って~。ってあれ全く痛くねぇ。これも神格のおかげか』
おそらく鈍い音を聞きつけたスフィアが走ってくる。
『マスター!大丈夫ですか?』
『ああ、でも凄まじいな。スターテスが上がるとここまで体の制御が利かなくなるのか』
『マスター、ホントに大丈夫ですか?少し休んだほうがいいのでは?』
スフィアが心配して顔を覗き込む。
『いや、大丈夫だ。それより次の門に行こう。戦闘で体を慣らしたい』
『分かりました。でも無茶はしないでくださいね』
そう言って二人で次の門まで歩いた。
そして、次の門の前。
『よし。開けるか』
そう言って突然二本の剣を構えた俺にスフィアは驚く。
『マスター?いったい何を?』
『なーに。こういう事だ』
二本の剣を上段で構える。
『ふーーーう。ハァーーセイッ!!』
二本の剣が起こした真空刃が門を襲う。そして、生み出した真空刃が門に当たる瞬間門から青白いスパークが球体状に放出される。とっさの判断でスフィアの前に立ち二本の剣だスパークを防いだ。
青白いスパークの中から足音が聞こえ、近づいてくる。青白いスパークが二つに割れその中から出てきたのは、雷を纏っている少女だった。
『ちょっと、あなた。どのような理由で私の睡眠を邪魔してきましたの?』
あ、やっちまったパターンだ。




