ランクアップ、ランクダウン。
お久しぶりです。テスト期間が終わったので投稿を再開します。
祝い!評価ポイント100突破!
『ねぇ、モンスターさん。マスターを殺そうとしたんだから、私に殺されても文句はないよね?』
スフィアが殺気を放ちながら言う。
『だからね、生きている事を私は認めない』
スフィアがそういうとスフィアの手元に禍々しく巨大な鎌が現れる。
刹那、スフィアの体がぶれて鬼の背後に現れる。
『GyAA?』
突然消えたスフィアを追うために鬼は後ろに振り返る。
その瞬間、鬼にいくつもの線が入る。
『さようなら、もう二度と出てこないでください』
スフィアがそう言い終わった後、鬼の体がサイコロステーキの様にバラバラになり崩れ落ちた。
『お、おいスフィア。今のは一体…』
スフィアに近づき、話しかけようとすると
ドスン。スフィアの手に持っていた鎌が消え、スフィアが俺の胸元に倒れこんだ。
『うわっと、危ねぇ』
俺の腕の中ですやすやと眠っているスフィアを見て思う。
こういう時ってどうすればいいんだ?
1、手を出す
2、この状態を起きるまでキープ
3、膝枕へ体勢を変える。
・・・、まず1。論外だ。女の子は大切にしないと。それにやってばれたら俺が死ぬ。
え、ばれなきゃ犯罪じゃないって?
誰だよそんな言葉作った奴。
え、ばれても逃げりゃいいって?
お巡りさん、あいつです。
2、メリットは有る。こんな近くでスフィアの寝顔を堪能できる。
だが、スフィアが起きるまでこの体勢をキープするのはつらい。
3、文句なし。スフィアの寝顔も堪能できる。
よし、3だな。これにて脳内会議は終了。
そして、結局スフィアが目覚めたのは寝顔を堪能した後、真剣に1の選択しを考え始めた頃だった。
『う、う~ん。マス、ター?ってあれ?私もしかして戦闘中に気絶しましたか?あの鬼達は全部マスターが倒してくれたんですね。さすがマスターお強いです』
スフィアが真顔でそんなことを言う。
『なあ、スフィアお前、覚えてないのか?』
『へ?何の事でしょうか?私は特に何もしてないと思いますが』
もしかして、あの瞬間だけ記憶が飛んでたり?
『スフィア、少し見させてもらうぞ』
そう言って、【鑑定】を発動する。
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スフィア・ディ・ノージュ/女/15/死神
Lv???
HP0/0
MP0/0
筋力0/0
魔力0/0
敏捷0/0
器用0/0
幸運 -1000
スキル
【守護者Lv8】
【死の理LV10】
【鎌術Lv10】
【絶対忠誠】
【主に魂を捧げよう】
呪い
【悪神の遊戯】
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・・・。
『俺、いらなくね』
『ま、マスター。お気を確かに!』
横からスフィアが心配してくる。
『お前のスキルが何かえげつなそうな奴ばかりなんだが』
『スキル?私は【守護者】しか持ってい無い筈ですが』
いや、でもこれは。まあ、取り敢えず確認していくか。
まず、Lvがバグった。でもって、スキルもバグった。
まずは【死の理LV10】
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【死の理LV10】
即死系の技、魔法の成功する確立がLV×10パーセント上昇する。
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うわ、絶対即死攻撃かよ。スフィア怒らせたら死ぬな、これ。
まあ、次だ次。
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【鎌術LV10】
鎌を装備時、威力がLV×10パーセント上昇。
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これは、文字通りそのまんまだな。
というか、次もそんな感じだろうけど
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【絶対忠誠】
自ら、忠誠を誓った場合のみ発動する。
主人が危機的状況になった時、全ステータスが上昇する。
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いや、俺そんなの誓われた覚えがないんだが。
まあ、いいや。最後に行こう。
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【主に魂を捧げよう】
地獄の死鎌デスサイズの使用権。
倒した敵の経験値を主に捧げる。
捧げれば捧げるほどデスサイズの威力上昇。
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いやいやいや、デスサイズってなんだよ!
経験値が貰えるのはうれしいけどさ!
はぁ。もういいや、結論。
スフィアは幽霊から死神へとランクアップした!
俺は神様(修行中)から役立たずへとランクダウンした!
って何もうれしくねーーーー!!
さあ、これから頑張って書くぞー!(新作)
でも、まだ早いかな?




