表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
巨人戦機ディメティス  作者: 共通点
邂逅編
3/18

「光と闇」

「お前だけは俺がやる」

勢いよく突っ込む。そして剣を降る。

だがその一撃は軽々とかわされた。

そしてすかさずボディへのカウンターを受けた。

「ぐわぁ」

「その程度か?ライジング。もっと私を楽しませろ」

「ちくしょー。ちくしょー」

続けて攻撃を繰り出すがことごとくかわされる。

「遅い」

ドン。

なんでだ?なんで俺の攻撃が当たらない?

俺はこんなに勝ちたいと思っているそれなのに

攻撃が当たらない。

「雷二そう熱くなるな」

はっ、この状況は…

「雷二、熱くなりすぎては攻撃が単調になり敵に読まれやすい。そういう時こそ冷静になるんだ」

シュミレーターで似たような体験をしたことがある。

その時の父の言葉を思い出した。

「そうだったな。今は冷静になるんだ。」

また突っ込んでいく

「バカが」

ダークネスはまた、カウンターを当てようと攻撃をしかけてきた。

今度はその動きを冷静に読み、カウンターのカウンターを打った。

「なに!?」

すかさず次の攻撃にうつる。

ガンガンガン。

「消えろ!」

稲妻のサーベルで、渾身の一撃を放った。

ジャキーン。

ダークネスはそのまま下に落下した。

「やった。やったよ父さん」

シュン。バーン。

「なっ……?」

ライジングにビームライフルが直撃した音だった。

「くそ!まだ生きてたのか」

臨戦態勢に入るが遅かった。

「遅い」

バキーン。何かが、ライジングの左腕を切り落とした。

すぐに距離をとった。

「全く、手を抜いてやれば調子にのりおって。」

そう言ったダークネスの腕には黒い鎌があった。

うかつだった。ライジングに特有の武器があるなら

ダークネスにもある。

そう考えるのは自然なはずなのに、父のことで頭がいっぱいで気づかなかった。

「もうお前は終わりだ。ライジングをあまり傷つけたくはないんだがな」

そう言うとダークネスは猛攻を始める。

「うわぁー!!!!」

このままじゃやられる。

「ふん。」

ドガーン。海に落とされる。

もうダメだ。俺の人生はここで終わりか…

結局敵はとれなかったな。ごめん父さん。

海に沈むなか上を見上げた。そこからは外の景色がよく見えた。

「!!」

忘れていた。これは俺と父さんだけの問題じゃない。

世界の危機でもあるんだ。

みんなの命もかかった戦いだった。

どうせ死ぬなら最後まで戦おう。

みんなごめん。もう諦めない。

「俺はあいつを倒す。」

バシャーン。

海から飛び上がる。

「まだ俺は終わってない。うおおおおおお!」

「やっときたか。次で終わらせる」

ダークネスは、鎌を凄まじい速さで振り下ろした。

ガン

何かが、直撃した。そこからの記憶はあまりない。

『自動操縦モード』

「え?」

そう表示されるとディメティスは勝手に動き出した。

「なに?いきなり動きがよくなっただと」

シュン。ズバッズバ。ダークネスの二本の鎌に対して、右腕一本で互角に立ち回っている。

「調子に乗るな」

ダークネスも反撃するが、ライジングはそれを避けた。

バン! 稲妻のサーベルが、ダークネスを直撃する。

「しまった!エネルギーコアをやられたか。」

エネルギーコア? 動力部のようなものか?

「総員撤退だ、土星に戻るぞ。」

だが、ライジングの自動操縦モードは続いていた。逃げようとするダークネスに襲いかかる。

「邪魔なんだよ」

次のダークネスの攻撃は当たった。どうやら、相当焦っているらしい。

「貴様は久しぶりに私を手こずらせた。この借りは次会った時に返そう。貴様とはまたいずれ出会う」

「宇宙にとっての光と闇として。」

そう言うとダークネスは去っていった。



闘いは終わった。だが俺は、何も解決させる事が出来なかった。

ディメティス、それを狙う謎の奴ら、そして父の敵……

全ては、今ここから始まるんだ。


第三話「光と闇」終了 執筆:助手

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ