一悶着ありました。その2
それから何とか草壁と山崎で宥め、一旦休憩を取ることで、その場は収まった。
「すいません。有難うございました。」
生活安全課の女性警官が深々と頭を下げた。
「いや、ええよ。お互い様やし。」
「あんだけ騒がれたら、そりゃ他所から応援呼びたなりますよねー。」
一言二言話した後、生活安全課を出た。
人集りはもうなくなっている。
「はぁ…昼行くか。」
「そうですねー。」
捜査一課に戻ろうとした時、草壁の携帯が鳴った。
「はい、草壁です。…………はぁ。分かりました。向かいます。」
電話を切った草壁は舌打ちをした。
「今度は何処ですか?」
「交通課や。」
「明日辺り、禁煙解除成るんちゃいます?」
「それやったら有難いわ。」
「何でタバコぐらい吸わせてくれへんねん!」
「だーかーらー!今、館内禁煙になっとるねん!同じ事言わすな!」
交通課に着くと、外まで聞こえる程の怒鳴り合いになっている。
「お2人さーん!外まで聞こえとるよー。」
間に入った草壁を警官と取り調べを受けてるであろう男は睨み付けたが、逆に草壁も睨み付けた。
強面の草壁に睨まれた2人は一瞬、引いた。
ここでも、一旦休憩を取ることで、話が付いた。長時間の取り調べは、受ける方もする方も体力も精神力もいる。
特に、今は館内禁煙になって居る為、余計だろう。
「はぁー…何か疲れたな。」
「外勤より疲れますね。」
「何か精のつくもん食いたいな。」
「鰻とかですか?」
「この際、禁煙でもええわ…。」
「ですねー。」




