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第9話 拾った少女と海に行く?

海音が俺の布団に一回入った日から毎日いつのまにか俺の布団に入ってくるようになった。


正直毎朝毎朝俺の心臓に悪い…


理性を保ってるのも楽じゃないんだぞ?


でも俺が理性を保っていられるのは海音が寝ながら毎回涙を流しているからだった。


きっと涙を流しているのは記憶があった頃なにかあったのだろう。


「ごめんなさい」と夢の中で何度も謝る海音。


俺はそれを見ているのが辛かった。


俺は試しに海音の手を握って「大丈夫だ」と言ったら海音は安心したように笑った。


「一体なにがあったんだろうな…」


俺は海音の綺麗な髪の毛を撫でる。


「んっ…」


やば…


「どうしたんですか俊さん?」


「いや…なんでも…」


「あっ!お腹空いたんですね?すぐ作りますっ」


そう言うと海音は布団から出て朝食を作る。


「「いただきます」」


俺たちは朝食を食べる。


「俊さんあーん」


「いきなりどうした…」


「俊さんは私にあーんってされるの嫌ですか…?」


海音が悲しそうに言う。


「いや!そうゆうわけじゃ…!」


「じゃああーん」


俺は海音に言われた通り口をあける。


そして海音が料理を俺の口にいれる。


「間接キスですっ」


「っっっっ!!」


「俊さん顔真っ赤です。もしかして照れてます?」


「そうゆうことはわかっても口にしないようにしなさい」


「はーい」


海音はそう言って手をあげる。


そんな姿がとても可愛らしかった。


「しゅ…俊さん?」


俺は海音の頭を撫でると海音は気持ちよさそうに目を細める。


海音は記憶が戻ったらこのことも忘れてしまう。


「俊さんどうしたんですか?」


海音が俺の頬に触れる。


「えっ…?」


「涙がでてますよ?」


「あっ…」


海音が俺のことを忘れてしまうと考えていたら涙がでていたらしい。


「なんでもないよ」


「本当ですか?」


「ああ」


まずい…


本格的に海音のことを好きになってしまってる。


好きになってはいけない…


それはわかってる。


好きになると辛くなるのは自分だ。


「なあ海音」


「ふぇ?」


「ぷっ…なんだよその返事」


「き…急に呼ばれたからびっくりしただけですっ!」


「ふぇ?だって」


「もー!からかわないでください!」


「ふぇ?」


「もー!!」


「なあ海音」


「はい」


「ちょっと出かけないか?」


「かまいませんよ」


俺たちは朝食を食べ終え、外にでる。


もちろん俺が海音の肩を抱き抱えて。


「俊さんにこうしてもらうと安心できます」


「そっか」


俺が行きたかったところは海音が落ちていた海。


まだ海に入る季節でもないので海には誰もいない。


「わあっ!」


海音は子供みたいにはしゃぐ。


「なあ海音」


「どうしました?」


「俺がここで海音を拾ってもう2ヶ月が経とうとしてる」


「はい…」


「海音は俺といて嫌じゃないのか?」


「嫌だなんてとんでもありません!!」


「そっか。来年の海音が俺と初めて会った日にまたこの海に来よう」


「はいっ!約束です!」


その頃には海音の記憶は戻ってしまっているかもしれない。


その時は俺がここには1人で来よう。


海音が俺との生活を忘れてしまっても俺がずっと覚えていられるように毎年この海に来よう。


そう心に誓った。



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