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性転換転生『♀→♂』したけど、女の子が好きなので百合ハーレム作りたい!!──最強の変態癖主人公と守護者たちの世界征服物語──  作者: 飯屋クウ
第一章 蹂躙開始

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扉の先に待つ者

 亜空間を通り抜け、王城正面入口へと到着する一行。訪問歴がなくとも指定した場所へと行けるこの技は、ジュンの中でもかなり重宝されている。


 世理(セリ)が行う世界観測により、位置情報を事前把握しているからこそ可能としているが、これもまたぶっ壊れ技と言えよう。


 王国中央部の街並みは至って普通の洋風。

 普段であればもう少し活気のある城下町も、戦時下で敗戦が色濃く伝わっているためか閑散としている。


 窓を閉めた家々が多く、人通りも少ない。


 一行は歓迎されていない城門を(くぐ)り抜け、対話する者の下へと歩を進める。


 城内は静寂。

 理由は不明だが、守衛の兵士は一人もいない。


 待ち伏せ奇襲の可能性はない。

 殺気を感じないからだ。


 であれば、彼らは何処(どこ)に行ったのか。

 他の戦場へ行く必要はないし、王国がすでに陥落していることもない。


 まだこの国の王は生存し、征服者の訪れを待っている。


 その王の待つ部屋の扉前で、ジュンに声掛けたのは守護者の(レイ)



新界(ニューゲート)を使用していただけますでしょうか?」



 零の発した言については、全く意味を解せない。



(どゆこと?なんで、今ここで?今から王様と会うのよ、分かってる?)



 無言の主に対して、零は要望を引き下げる素振りも見せない。純粋に丁寧に懇願している。



「何故だ?」

「準備をしておきたいのです。()()()()()()()()()()()()()ので、唯壊をこの場所に送っていただけますか?唯壊本人には先程承諾いただいております」



(へ?どゆこと?ますます分からないんだけど。読心術?念波?そんな会話いつしたのよ。何かのサプライズ??)



「あんたの指図受けるの、今日だけだから」

「ええ、構いません」



(ん~〜分からない!承諾してるなら、使用するのはやぶさかでないけど、後でちゃんと教えなさいよね!)



 再び亜空間が出現する。


 唯壊(ユエ)用に小さい扉。


 手を掛けたドアノブから一旦手を離した唯壊は、ジュンに行ってきますの抱擁をする──もとい、無い胸を擦りつける。


 ジュンが心の中で、『おっほ♡』と発したのは言うまでもない。



「過度なスキンシップは懲罰ものです」



 すでに唯壊はいない。



(え゛っ?私?唯壊?どっち??ねぇ零……いや零さぁん、教えて〜!)




 モヤモヤを抱えながらも、彼女達の主であるジュンも重い扉に手を掛ける。


 待っていたのは、この国の王と王妃に護衛が一人、ジュン──いや、早乙女純にとっての大一番が始まる。






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