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幕間――メタトロンの真実 5

 

「良く考えてみたまえ――もう、マンモスという種族は、地球上から永久に消滅してしまったのだよ。人間の傲慢さが、様々な種を絶滅させてきた。やはり、滅ぶべきは人間ではないかな?」


 メタトロンはクロノスの問いかけに答えられる判断材料を持ち合わせていなかった。


「私には、人間が滅ぶべき種族かどうかわかりかねます。神ではないので……」


「おかしなことを言う。メタトロン――君は次代の神になる資格を得に、この場を訪れたのではないか? 神がすべての生物の生き死にを決め、運命を導く。君には、その覚悟がないのだろう?」


「そうかも知れません」


「それに滅ぶべきは人間に限ったことではない。君ら天使も、その対象なのだよ」


 メタトロンを驚愕が襲った。

 天使が滅び行く種族の候補とは。


「なぜ、ですか!?」


「善悪という基準なら、天使に存在価値はあるだろう」


「何を基準に、天使は滅ぶべき種族だと!?」


「ピグマリオン・マジックだよ。大天使クラスの天使は、大気中のエネルギーから武器を創造し、現出することができる。だが、これは創造の能力の第一段階に過ぎない。逆に、堕天した悪魔はギフトという形で、能力を一段階引き上げた。停滞している天使よりも、能力を開花させている悪魔の方が別の視点では、存在価値が高い」


「悪魔と我らを比較なさるかっ!」


「悪神から善神となる存在もいるだろう? スサノオ然り、阿修羅王然り。元々は彼らも天使の血脈を受け継ぐ者たちだ」


「確かに、そういう存在もあるでしょう。だが、悪魔は違う。流れる血を、争いを求めてやまぬ輩です」


「僕も、かつては天使だった時期があるよ。別の惑星でね。その時は、孔雀の羽を持つ、八枚羽根の天使だった」


「まさか、伝説のタウス=メレクだったとは!?」


 タウス=メレクとは孔雀の羽を持つ天使であり、熾天使の最高位である。さらに翼の枚数が多いほど、強大な能力を有する存在なのだった。

 かつて、堕天したルシフェルもタウス=メレクであった。神より授けられたエルの称号を返上し、ルシファーとなった彼は、金星の光と冥王星の闇から生まれた。

 天界の重鎮となる存在は、いずれも天体のエネルギーから創造されるのが常であった。

 大天使ミカエルは太陽の光から創造され、悪魔殲滅に特化した個体となった。さらに、この太陽の紅炎からカイイリエルが生まれ、兄弟のような関係となる。


「昔の話さ」












すいません。更新遅れました。


会社の人が帰ったり、なんだりで忙しかったのですよ。


ちなみに、今、右ふとももが筋肉痛でけいれんしてます(笑)


こういう時は、映画ロッキー4 の


トレーニング・モンタージュ聴いて


元気出そう。


m(_ _)m











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