猫とピアス
王猫こぼれ話
今回は、ミカエルを始めとする七大天使です。
王猫的には、ミカエル、ガブリエル、ラファエル、サリエル、ウリエル、パヌエル、ラグエルのメンバーで。諸説あります。
洋画マイケルでは、ジョン・トラボルタ扮する胸毛バリバリの不良天使でした。
72柱の魔神では、ガンダム 鉄血のオルフェンズの影響で、魔神バールをバエルにしようか検討中。
キマリスやグシオンにも出番をあげたいですね。
王猫では、神や天使や悪魔の内面とか、純粋な戦いを書きたいなと思います。
あと、72柱に属さないイレギュラーな魔神も紹介したいと思います。
魔女神バフォメット――悪魔の宴、サバトを取り仕切る黒山羊の大悪魔。
魔界の最下層には、暗黒界と呼ばれる古代の悪魔の住む領域があります。後のストーリー展開で、出す予定です。
少女は走っていた。
彼を探して、もう一週間になる。
放課後を使っての捜索で、最近帰りが遅いので、母親のこめかみあたりに角が生えてきそうな勢いである。
だが、その苦労は報われた。
ついに、彼を探し出したのだ。
漆黒の毛並みに、エメラルドグリーンの瞳。
間違いない。
あの時の黒猫だ。
少女こと藤原京子は、あの時の黒猫を追いかけて、建設中らしき工事現場の中へと入って行った。
京子は黒猫の名前すら知らないので、勝手にルドルフ(仮)と呼んでいた。
「ふっふ、ついに見つけたわよルドルフ(仮)」
工事現場の中は誰もいなかった。
けっこう、大きなビルが建つようであり、多くの足場が組まれている。資材は山積みで、ブルドーザーなどの重機が数台置かれてあった。
京子は知らなかったが数週間前に、この建設現場で不審な殺人事件が起こっていたのだった。おまけに建設中に資材が落下するなどの事故があり、作業は滞っているようだ。
そんなこととは知らず、シロウト女子高生迷探偵京子は黒猫を見失わないよう、つかず離れず尾行していた。
まあ、探偵の仕事のほとんどは浮気調査らしいのだが、猫の不倫を発見しても面白くもないし、そうとは判別できないだろう。
尾行にしびれを切らした京子は、黒猫を呼び止める。
「待って!!」
黒猫は振り返り、面倒くさそうにニャアと鳴いた。
「あなたに、お礼が言いたいの!!」
猫は首を傾げ、不思議そうな顔をする。
「とぼけたって、無駄よ! あなたが普通の猫じゃないことは分かってるんだから!!」
確かに、その猫は普通ではなかった。
首元には赤いペイズリー柄のスカーフを巻き、左耳には黄金色の三つのリングのピアスをしていたのだから。
「フギャアアア!」
突如、黒猫が毛を逆立て京子を威嚇し出した。
「やだ! にらまないでよ」
なおも、黒猫は威嚇を続ける。
「私、そんなに怒るようなこと言った!?」
「フギャアルウー」
何かに驚いた黒猫は、京子めがけて跳躍する。
「バカ娘っ! そこから動くな!」
凛とした声が黒猫から発せられた。
それは人の言葉であった!
すいません。仕事で疲れて更新遅くなりました。
土、日が休みなので、メインは休日更新になります。
気力があれば、平日も更新します。
ブクマ増えてたら、更新したくなります。
旧王猫の文章と比較しながら、書いておりますので短文投稿がほとんどです。
読み足りない読者さまには、ご不便をおかけいたします。
文章量は少ないですが、ストーリーと裏設定で頑張ります。
それでも良ければ、お付き合いください。
ではでは(ΦωΦ)ニヤリ