竜虎の下剋上 4
「〈アラクネー・ドラート〉!」
バールゼフォンの左手からアメコミのクモマスクよろしく蜘蛛の糸が吐き出され、サタンを玉座につかせたまま、喉と四肢を拘束する。
すぐさまサタンが炎のブレスを吐くが、バールゼフォンのテュルフィングによる連撃で、消されてしまうのだった。
一方、ベルゼビュートは新たに手に入れたグリフォンの飛翔能力で、縦横無尽に帝王の心臓にフェンリルの魔爪で攻撃を仕掛ける。
アウルベアの剛力もあって、心臓周辺の肉が削られて行く。
だが、傷つける側からサタンの肉体が再生して行き、致命傷を与えることはできない。
「チッ! こんだけの体で、再生能力なんてありかよ」
ビュートが舌打ちする。
そこへ、
「油断するな! まだ、サタンは体内の魔物を解き放っていない。噂では、百の魔物を住まわせているはずだ」
サタンの喉笛に連撃を叩き込みながら、バールゼフォンが喝を入れる。
「俺様に、命令してんじゃねぇ!」
ベルゼビュートが、さらにサソリの尾で心臓に一突き入れる。魔獣マンティコアの毒尾だ。
狙った心臓に命中するも、瞬時に毒が無力化される。サタンに寄生する魔物のスキルによるものだ。
「さすがに魔界の帝王だけあって、一筋縄では行かぬか」
テュルフィングでサタンの喉笛に無数の連撃を放つバールゼフォン。
すでに斬撃の回数は千を超えている。
斬り裂き終わる間に、喉の再生が終わっているのだ。まるで、暖簾に腕押しである。
「チッ! キリがねぇ!」
苛立つベルゼビュート。
「そろそろ、余も反撃するとするか」
魔界の帝王がニヤリと笑った。
最近、仕事がハードなので、更新滞っており申し訳。
m(_ _)m
今日は、マラ・ゲッツ の
フォエヴァー&オールウェイズ が 聴きたいかな。
何か、あなたが世界が四角だと言っても信じるわ的な
バラード曲。
あと、グロリア・エステファン の ヒア・ウイ・アー
夜の浜辺で聴くと、ムード満点!
エイミー・グラント の ホワットエヴァー・イット・テイクス
も最高(≧∇≦)/ 朝の光を浴びながら聴くべし。
あと、バールゼフォンのアラクネー・ドラート
は、ギリシャ語でクモ、オランダ語で糸
の造語です。
スパイダーマン役の、トビー・マグワイア 結構好きです。
初代ね!
そう言えば、昔、スパイダーマンは日本で特撮やってました。
レオポルドン、って巨大ロボに乗って、戦う話だったような。
評価、ポイント ありがとうございます。
m(_ _)m
出来得る限り更新しますが、不定期なので、ご了承ください。
3ヶ月後には、転職も考えてます。
今は、疲れて更新滞っておりますが、もう少し楽な職場なら
更新する機会も増えると思われます。
応援、よろしくおねがいします。
王猫の半分は、読者さまの優しさでできてます。
などと、バファリン的なことを言ってみたり。
(/ω・\)チラッ




