竜虎の下剋上
万魔殿、サバトの間――
パーティー会場は宴もたけなわ、という感じだった。
食事に酒に演奏と、至れり尽くせりだった。
もちろん、悪魔の宴なので、普通ではない。
食事は下級悪魔の臓物を生きたまま食し、酒も人間の契約者の血を寝かせた年代物のワインが振る舞われ、演奏は人間の身体をヴァイオリンに見立て、薄い刃物で身体のあらゆる箇所を削り取った悲鳴を心地良い音楽として聴き入るのだ。
ふいに、パーティー会場の食事や酒や演奏者と人間楽器が一瞬にして消え失せた。
帝王サタンのお出ましである。
いつのまにか、玉座にはサタンの姿があった。
体長は七、八メートルはある漆黒の巨人で、身体中に真紅のタトゥーが入れてある。背にはコウモリの翼に魔獣の牙が生えたもので、額には縦に裂かれた第三の眼があり、頭部には天を威嚇するかのような巻角があった。
傍らには、副王ルキフェルの姿も見える。
こちらは、王冠のように見える頭部に、牙のついた鼻、腹部には魔獣の顔があり、ゆったりとした奇妙な紋様の入った服に身を包んでいる。
「よくぞ集まってくれた、皆!」
一斉に千を超える悪魔どもが、魔界のカリスマに注目する。
サバトへの参加は基本、自由であるが今回はサタン直々に布告があるらしいので、大多数の者は会場に集まっていた。
内訳は、魔王衆が数名と72柱の魔神の三分の一、中級・下級悪魔の混成軍団がほとんどだった。
そこには様々なタイプの悪魔が居た。
人型、獣人、爬虫類、昆虫、鳥類、深海生物に似た者や、複数の魔獣の要素が入ったキメラの悪魔などがおり、グロテスクの極みから、芸術的な魔界の住人が勢ぞろいしていた。使い魔を伴う悪魔も多数いて、カエルや猫や蛇などの姿も散見された。
「今宵、集まってもらったのは他でもない。余は魔界の帝王の座を引退することに決めた。ついては、後継者をこの場で選出するに当たって、皆には殺し合ってもらいたい。帝王の座が欲しくば、己れの能力で奪い取るのだ。よって、ここに決闘の解禁を宣言する!」
後で書き足す予定です。
お疲れサマンサタバサ(笑)
肩、手首、腰が痛いで、おじゃる。
おじゃる丸って、アリア社長だったな。
アニメ ARIA 良いすよ。癒やされます。
牧野由依の ウンディーネ、スピラーレは名曲!
アテナさんの バルカローレ もあるってよ!
ひたぎ声優の 斉藤千和さんや
エルザ声優の 大原さやかさんが
「あらあら、うふふ」な物語らしいぜ!




