幕間――導かれるままに……4
「探したぞ、エディン!」
エメラルド・アンカからハイエルフの姿となったクー・フーリンが開口一番、エディンに詰め寄る。
ここは最前線に当たる場所で、偵察とは言え、一人で行動するエディンを心配して、妖精王自ら迎えに来たのだった。
エディンは涼しい顔で、
「ダーリン、紹介しよう。人間界から来た、迷子の迷子の麗子だ!」
ドヤ顔のエディンとは対照的に、クー・フーリンは顔を曇らせ、麗子を凝視する。
ハンサム耐性の低い麗子は顔を赤らめ、視線を逸らした。
「リンドブルムを封印した影響で、時空が不安定になっているのか!?」
クー・フーリンが低く、つぶやく。
七大天使と共同で、リンドブルムを封印したが代わりに、時空に歪みが生じ、人間界から麗子を招き寄せることになってしまった。そう、クー・フーリンは結論付ける。
バロール軍との戦いは、熾烈を極めていた。
麗子は気づかなかったが、そこかしこに石像にされた戦士たちの姿があった。中には壊れているものもある。もちろん、石化が解ければ生身の肉体なので血が吹き出たり、切断面が歪になったりする。
「どうした、クー? 一応、紹介したのだから挨拶ぐらいして欲しいのだが?」
内情を知らないエディンにすれば、人間界からの珍しい来客があったに過ぎない。
極稀に、ティル・ナ・ノーグは人間界にゲートを開くことがある。通常は、元の世界に戻れない。まるで、妖精界に招かれるように出現するのだった。
エディンの言葉に、反応するクー・フーリン。
「すまない。少し懸念していたことがあってね。失礼した。レディ、麗子――妖精界へ、ようこそ。私が妖精王、クー・フーリンだ」
エメラルドグリーンの瞳が優しく、微笑む。
麗子の心臓がトクンと一つ、波打った。
「よ、よろしく。夜神、麗子です……」
すみません。やらかしてしまいました。
前書きに、本文を書いてました。
ウップス! m(_ _)m
今日の、更新音楽は
セリーヌ・ディオン の ビコーズ・ユー・ラブド・ミィ
でした。洋画 アンカーウーマンの曲。
ミシェル・ファイファー主演。




