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バールゼフォンの策略 2

 

「そう言えば、総入れ歯――ではなく、バールゼフォン様が取り巻きの悪魔を集めて良からぬことを考えているようですよ?」


 たまにブロケルは、突拍子もないダジャレやオヤジギャグを飛ばす時がある。

 アスタロトはスルーを決め込むが、ブロケルは気にしない。


「退屈しのぎに反乱でも起こしてくれれば面白くなるかな」


 ニヤリとアスタロト。

 彼女は今、真っ赤なソファーでくつろいでいる。

 アスタロトは野心家が好きだ。

 ゆえに、人間の契約者ナポレオンに喚ばれた。

 ナポレオンの野心が、アスタロトを引き寄せたのである。

 沖田総司に喚ばれたサブナック然り、悪魔と契約者は互いに喚び合う性質を持っている。

 悪魔がいなければ召喚者の野望を実現できぬわけではないが、確実を期すために魔界の住人と契約するのだろう。

 常勝将軍と呼ばれたナポレオンの野心は、一夜にしてフランス皇帝へと押し上げた。

 一介の砲兵将校からイタリア方面軍司令官――そして、皇帝へとのし上がったナポレオン・ボナパルトという男を、アスタロトは高く評価していた。彼の愛馬マレンゴに乗り移り、行軍にも参加した。

 すべては上質な魂を得、魔界に君臨するためである。

 そう、アスタロトも魔界の帝王を目指している。そのために膨大な魔力を貯め込んでいるが、今は動くべき時ではないと判断していた。

 政敵である魔神バールが、アッピンの本を盗まれたらしい。

 と、情報収集に長けたサルガタナスが教えてくれた。

 そして、近々魔界の行く末を決定するイベントがあるらしい。

 帝王サタン直々に告知されるイベントが何であれ、茶番の類いであることはアスタロトにはわかっていた。










夕方以降、書き足します。


おお、いつのまにやら6万字!


そろそろ、ブックマーク増えないかな(/ω・\)チラッ


今日は、ケニー・ロギンス の ローレイン って


バラード聴いてました。


あと、稲垣潤一 の 夏のクラクション(ΦωΦ)






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