冒険者ルーク 175
俺はクタニドとテレパシーで会話した。
彼によると地球は隕石と、旧神と旧支配者の死骸から構成されているらしく、それゆえ邪神は、この地に惹かれるらしい。
元は科学と魔道が混在する惑星レムリアルフォスだったらしいが旧支配者との戦いで、地球は二つに分かたれた。
現地球は惑星レムリアとなり、もう一つの地球は惑星アルフォスとなった。
辛くも旧神らは旧支配者らに勝利し、邪神どもを海底神殿ルルイエや、時空の裂け目や他の惑星に封印することが出来た——が、彼らは死滅したわけではなく、封印を解き、復活する日を待ち望んでいるという話だった。
最低でも、邪神の首魁アザトースと、地球征服を企むクトゥルフを殺害して欲しいという要望だった。
なぜ俺に旧支配者らを倒させようとするのか?
それは俺が邪神を殺せる唯一の存在——ジャガーノートであるかららしい。
俺はその話に納得する以前に、クタニドという存在が信用出来ずに居た。
旧神の王であるという情報以外、彼について分かっていることはない。
それに旧支配者らを封印出来たのなら、旧神が総出で邪神らを倒したら良いだけではないのか!?
それには現在の旧神らは、旧支配者との戦いで弱体化しており、眠りについている旧神らがほとんどということだった。
さらに、クタニドには驚くべき秘密があった。
クタニドは、クトゥルフでもある。
つまり、旧神の王と旧支配者の一角は同一存在だと言うのだ。
そう、彼は多重人格であるのだった! …




