表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

584/625

冒険者ルーク 112

 

「破壊神、降臨!」


 俺はラルクたちの住居を、風魔法で破壊していた。経年劣化で、あちこちガタが来て危ないからな。

 完膚なきまでに住まいを破壊する俺に、三人兄弟の非難の目が向けられる。


「何すんだよ、兄ちゃん! こんなに壊したら、オイラたち住めなくなっちゃうじゃんか!」


 ラルクが抗議してくる。


「大丈夫だ。今から、家を作るからな」


 建築魔法は苦手だ。

 だから、他者の手を借りよう。


「そんな簡単に、家が出来るわけないだろっ!」


「まぁ、黙って見てろ」


 俺は精霊召喚の魔法を使う。

 土魔法は、精霊ノームの領分だ。

 俺の魔力を対価に、家を建ててもらう。

 イェーイ!

 何てな。

 精霊召喚陣からは、土の精霊のノームが出現した。

 ついでに、ドライアド美女軍団も呼び出す。

 こちらの世界のノームとは、交渉していないが多分、大丈夫だろう。

 ノームは体長一メートルほどのヒゲ面の小人の姿だった。


「土の精霊王ノルド、お呼びにより参上しました」


 下級精霊を呼んだつもりが、精霊王を呼び出しちまった。

 家作るの、手伝って欲しかっただけなんど、どうしよう。

 いささか、過剰戦力な気がしないでもない。

 ま、お願いしてみるか。

 ドラゴンとグリフォンを和解させるよりは、絶対に容易いはずだ。

 はずだ、よな?  

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ