表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

573/625

冒険者ルーク 101

 地球は様々な意味で、特殊な惑星である。

 太古の邪神ゾアクトゥルフは、頭部はタコで口元は触手であり、背中にはコウモリの翼を有した姿をしている。

 その彼の姿に酷似した、クタニドという存在は地球を愛し、邪神ゾアの魔の手から人類を守りたいと願っていた。

 が、邪神ゾアヨグ・ソトースは時空に干渉出来る門にして鍵という強大な存在だった。

 クタニドは旧支配者の七帝ヘプタ・アフトクラトルらに封印され、時空の彼方で眠りについているとされる。

 クロノスとアイテールは、クタニドの指令で動いていたが、彼の正体を知らずに居た。

 クタニドと時を同じくして、海底都市ルルイエに封印されたクトゥルフは、地球の内部から人類に精神汚染を仕掛け、発狂を誘発し、破壊工作を目論むもナイアーラトテップらに阻まれていた。

 ナイアーラトテップは人類を殲滅する気はない。ただ、隷属させ、人類の文明の恩恵を受けたいのだ。

 そういう思想の違いが、ナイアーラトテップを人類の保護に走らせ、時には他の邪神ゾアと敵対することもあった。

 今回、新たな従者となった人間の少女アイナに助けられたことをきっかけにますます這い寄る混沌は、人類を守護する方向にシフトした。

 この時、ナイアーラトテップは気づいていなかったが、アイナに特別な感情を知らずに抱いていた。

 それは、愛と言う感情であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ