妖魔の森の赤帽子 4
「別っつにアンタがファザコンだろうがロリコンだろうが構わないわよ。ただ、あたしは早く帰って、お気に入りのバンドの曲を聴きたいだけなのっ!」
黒猫に礼を言う用事は済ませた。
後は、お気に入りのバンド、ルシフェルの曲を聴まくるだけである。
「悪いが、京子――君はどうも、妖魔に命を狙われてるようだ。父上の命あるまで、君を帰すことはできない」
「何でよ! あたしは関係ないじゃない」
「関係大ありだ。君は命を狙われていて、それをどうにかできるのが俺しかいない。さらに俺は妖精界に急ぎ戻らなければならない。悪いが、そのバンドエイドとやらは、君の命より優先すべきことなのか!?」
「そうじゃないけど」
「なら、今回はガマンするんだな。生憎、俺とて暇ではない。この件が済めば、バンドウイルカだろうがタマサブローだろうが会いに行けば良いだろう?」
「わかったわよ」
渋々、京子はうなずく。
「ケスリー。この娘も乗せろ。レッドキャップ狩り御一行の出発だ!」
「了解しました、団長」
「しかし、まさかこの俺がレッドキャップ討伐如きに借り出されるとはな!」
黒猫はレッドキャップと刃を交えることに興奮していた。並外れた強さを持つルーにとって、強敵の出現は喜ばしいことだった。
一人と一匹を乗せたケルピーは、妖精界の裂け目へと突入した。
新作、デノンの冒険者たち 更新してます。
ケスリーは、ある小説のキャラの名前です。
今日は、フェア・グランド・アトラクション
の パーフェクト な 気分です。
次に、恋する時は パーフェクトに決めてやるんだから
と言った内容の曲です。
さて、パーフェクトはパフェの由来でもあります。
デザートとしては、完璧だかららしいです。
ではでは(ΦωΦ)ニヤリ




