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冒険者ルーク 77

 さて。

 査定に時間が掛かるのは分かった。

 暇を持て余した俺は、幾つか冒険者ギルドで依頼を受けることにした。

 その方がいらいらしないだろうと判断した、依頼だけに。

 受付近くに張り出されてある依頼票のボードから、塩漬け依頼を剥がし、手の空いていた金髪緑眼の女性職員の元へ、それを持って行った。

 彼女の年齢も若そうだ。

 おそらく、十六、七くらいか。

 エゼリアと名乗った彼女は、側に居た男性のギルド職員を捕まえ、俺に事務的な口調で話した。


「依頼を受理することは可能ですが、彼も同行させます」


 なるほど。

 ギルドマスターの差し金か。

 スタンピードを止めた実力を量るつもりらしい。というか、裏を取りたいのだろう。塩漬け依頼などは、ギルドの評判にも直結するらしいから、下手な人物に任せるのは避けたいのだろうな。


「好きにしろ」


 緊急性のある塩漬け依頼が一件。

 痩せゆく冒険者の呪いの特定。

 おそらく、俺の勘が当たっていれば、数時間で片がつくはずだ。 

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