幕間――魔女 ロビアタール
ティル・ナ・ノーグの光と影。
その影の部分に相当する国がある。
古エルフ語で、ダン・スカー。改名後は、スカレイノと呼ぶ影の国である。
位置的には妖精界の地下に当たるが、時間と空間の揺らぎがひどく、過去も現在も未来も交錯する場所である。
ある岩場の洞窟に、一人の魔女が住んでいた。
魔女、ロビアタール――いつからか彼女は、深淵の魔女と呼ばれていた。
この場所には、ブラック・オニキスという漆黒の宝石が湧き出ている。人間界の悪想念が結晶化したものであり、ロビアタールは地球を汚す悪しき感情を浄化し続けていた。
すべての災厄の原因となる悪想念――増え続ける悪意に、浄化の魔女の能力が追いつけないでいた。
ロビアタール自身も、魔女狩りに遭遇した際、幾千もの人間を呪い殺している。
悪想念の浄化は、魔女自身の贖罪であった。
魔女の漆黒のローブに身を包んだ白髪の老婆は、ロビアタールの後継者を待ち望んでいた。
託宣の魔女グライアイの予言に、待ち人は来たるとあった。
そして、後継者にはスカサハと名づけよと。
浄化の魔女は死の淵から戻った時、あらゆる能力を魔女モリガンに奪われていた。
バラーの館に住む、災厄の魔女モリガンはアンデッドの騎士デュラハンを従える強大な魔道師にして、邪神バロールの妻であり、ロビアタールの妹だ。
老いとは無縁の妖艶な魔女であり、人造妖精であるケット・シーを生み出したのも彼女だ。最も、猫妖精のほとんどは、魔法の実験で死なせてしまったのだが。
ロビアタールは、かつて妹だった者に何かが乗り移っていたのでは、と仮説を立てた。
心優しき魔女エレオノーラこと、モリガンに何があったのか、今の彼女には知る術はなかった。
ダン・スカー なんか踊る車を彷彿とさせるので
スカレイノにしました。
ロビアタール――フィンランド神話の魔女だったかな?
モリガンは動物虐待魔女です。
作者は、王猫書いてますが、飼うなら犬派です。
猫は、きまぐれオレンジロード(笑)なので。
猫の曲。うーむ、アニメ マクロス・フロンティア
のランカ・リー の ねこ日記 がありましたな。
中の人は、ハーフ声優 中島愛 さん です。
ジャージ部魂の曲も好きです。
まるっ! (笑)
ではでは(ΦωΦ)ニヤリ
新連載はじめました。
デノンの冒険者たち を よろしくどうぞ




