表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

495/634

冒険者ルーク 23

『この状況を打開する案がございます』


 と、セルリアが言う。


『それは、何だ? 相手は、邪神だぞ。奴に届く攻撃があるのか!?』


 敵は邪悪なる神だ。

 ケルベロスを捕食する度に、禍々しく変貌して行く。

 紅い双眸は狂気を孕み、第三の縦に裂かれた目は脅威と認定したルー・フーリンに注がれている。一対の山羊角は蛇骨と化し、奇声を上げている。

 勝てるのか、俺は!?

 いや、最悪撃退できるかどうかか!?


『ございます。主様の第三の形態、獣人ジャガーノートならば可能です。さらに、リジルに炎の属性を付与することにより、炎剣クラウ・ソラスを現出させることができます!』


 エインセルのセルリアが、そう太鼓判を押すがジャガーノートというワードは初めて耳にした。クラウ・ソラスは俺の師の一人、神々の王ヌアザの持つ神剣だ。それと同等の攻撃を、リジルは再現できるのか?

 切れるカードがあるなら、出し惜しみはしない。

 邪神を殲滅する。

 戦闘のエリートの俺でも、神と戦うのは初めてだ。

 武者震いがする。

 黒猫王子から、神殺しにジョブチェンジできるだろうか?

 それは、誰にも分からない。

 俺はただ、アイテールの仕事をこなす。邪神を倒した暁には、奴を一発ぶん殴ろう!












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ