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アブディエルの野望 13

 

 バルディエルがレリエルの元へ行こうと、翼をたわめる。

 そこへ、アブディエルからの叱責が飛ぶ。


「バルディエル、持ち場を離れるな!」


 雷光の天使は一瞬、苦悶の表情を浮かべる。

 こうしている間にも、雷帝竜からのブレスは止まず、アブディエルは攻撃を捌くのが、やっとであった。


「レリエルを見捨てておけません。彼女は重症です!」


 バルディエルは、そう言い放つとレリエルが飛ばされた場所に当たりをつけ、降下する。


「馬鹿者めが!」


 レリエルを追ったバルディエルに向け、アブディエルが言い放った。

 戦線を離脱した二人だったが、サンダルフォンは追撃の手段を有していた。

 雷帝竜の牙が抜け落ち、竜の頭部を模したスケルトン十数名が、死の雪原へと降り立つ。

 高位の竜は自身の牙から、己れの兵隊を作ることができる。

 これは、竜牙兵やドラゴントゥースウォリアーと呼ばれる者たちであり、サンダルフォンの分身のようなものであった。









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