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アブディエルの野望 11

 レリエルは銀の長髪に、藍色の瞳をした女性の天使である。

 同僚のバルディエルは金の短髪に、グリーンの瞳の男性の天使で、二人は恋仲であった。

 天使の性別は生殖器を持たない無性タイプに、男性、女性、稀にアスタロトのような両性具有型が存在する。

 生まれたての天使は小さくキューピットのような見た目で、頭上にはエンジェル・ハイロウと呼ぶ天使の光輪が輝いている。

 天使の成長は、心と身体が連動しており、精神が成熟すると、身体も成長する仕組みになっていた。

 サンダルフォンは天使の成長を見守る存在だったが、堕天してドラゴンになってからは同族を殺し続けていた。

 彼の意志とは関係なく、殺戮の衝動がサンダルフォンを襲い、数多の同胞を殺めた。

 サンダルフォンは血の涙を流しながら、願っていた。

 自身を殺してくれる存在が現れるのを。







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