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弓聖の救世主 9

 情報をイルダから得ようと、バルバトスが話しかける。


「約束だ。情報をもらうぞ。まず、ここはどこだ!?」


 イルダが不思議そうな顔をしながら、バルバトスの問いに答える。


「ここは、妖精界ティル・ナ・ノーグっス。おじさんは、迷い人っスか!?」


 イルダはバルバトスの髭で、中年であろうと当たりをつけた。

 バルバトスは野性味あふれる鷲鼻と、美髯を有する悪魔で、年齢は三十代後半といったところだ。印象的には、痩せているが筋肉の引き締まった男である。

 妖精界には、たまに人間界や異界などから人が紛れ込むことがある。それを迷い人というのだが、バルバトスの場合、リンドブルムの攻撃による時空干渉でティル・ナ・ノーグへと飛ばされて来たため、何と言ったものか。


「まぁ、そんなものだ。時に、クー・フーリンという人物を知っているか?」


「クー? 誰っスか、それ!?」


(クー・フーリンを知らぬとは、やはり私は過去のティル・ナ・ノーグへと迷い込んでしまったのか!?)







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