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弓聖の救世主 8

 

 イルダとバルバトスが焚き火を前に、向かい合っている。哀れなジャッカロープは串刺しにされ、上手に焼けるのを待っている。

 高級食材というだけあり、香りからして違う。まるで、極上の香水を煮つめたかのような匂いで食欲をそそる。

 なるほど、イルダがジャッカロープに執着するはずだ。匂いだけで、これほどとは。

 調味料はイルダが持っていた塩のみだが、素材の味を充分に楽しめるはずだ。

 バルバトスは切り分けた兎肉をナイフで刺して食べる。

 負けじとイルダも小枝の串で、ジャッカロープにかぶりつく。

 ――あまりの美味に、二人の時間が止まる。


「これほど美味な肉は初めてだ……」


「旨味の暴風雨が、アタシの舌を駆け抜けて行くっス!」


 狩人の悪魔とエルフの少女は、ジャッカロープの肉に感動していた。







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