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ゲイ・ボルグ 18

 

 マナナンは、テュフォーンの周囲に風の刃が常時展開しているのを感じ取った。

 近づけば切り刻まれ、クラーケンの二の舞いと化す。

 厄介な敵だ。

 ルフトダスカーでテュフォーンの周りを滑り、付け入る隙がないかクー・フーリンは考える。

 試しに腹部へと、突きを見舞うが風刃に弾かれた。妖精王の皮鎧にも、かすかな傷が付き、侵入を一旦、断念する。

 マナナンの遠隔魔法による攻撃も、パッシブスキルである風の刃に打ち消されてしまう。

 イルサンは戦力外で、頼みのクー・フーリンも懐に飛び込めるほどの防御魔法も攻撃魔法も有しては、いないだろう。


(詰んだな、こりゃあ)


 マナナンは即座に、あきらめモードに入った。

 人生、あきらめが肝心である。

 だが、マナナンは人ではなく、神であった。






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