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ゲイ・ボルグ 15

 

「浮遊魔法レビィテーションは消費魔力がハンパないのじゃ。重力を維持する魔法は通常の五倍の魔力を必要とするゆえ、戦いに用いるには現実的ではない」


「だから、サーフボードなんでやんすね」


 とイルサン。


「これならば、重力軽減・空気抵抗半減・海上航行の魔法を付与できる。魔力を通して、コントロールできるから海上戦にはうってつけじゃな」


「ほへ〜、乗り物酔いはしないでやんすか?」


 そこまで考えていなかったマナナンは、急いで酔い止めの魔法を付与する。


「さすがはマナナン様だ。これほど複雑で高度な魔法なのに、干渉し合わないなんて」


 クー・フーリンが尊敬のまなざしを、マナナンに向ける。

 人物的には難ありだが、彼がトップクラスの魔道師なのには間違いなかった。

 風をまとう竜の攻略。

 マナナンほどの知恵者がいれば、攻略は容易と思われた。

 黒猫は、おっかなびっくりサーフボード的な乗り物に乗ると、初めてスケートをはいた初心者のように、あっちへふらふら、こっちへふらふらしていた。


「激ムズでやんす! こうなりゃバトルはクーの旦那にお任せ一択でやんす!」







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