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アスタロトの探究 3

 

 エウリュアレーは、蛇女ゴーゴン三姉妹の次女の名であり、広く跳ぶ者の意味がある。この能力は、背中に黄金の翼を生やす。

 これで、空中から遠隔攻撃を仕掛ければ負けることはない。

 ベヒーモスは地上戦においては最強の部類に入るが、空に浮かぶ手段がないため、飛翔能力を持つ、敵との戦いは相性が悪かった。

 ゴーゴン三姉妹の最後、メデューサの能力は未だ発現していない。女王の意味を持つことから、支配系の能力ではないかと、アスタロトはあたりをつける。

 悪魔の能力の中でも、魔力を代価に捧げるものと、寿命を捧げるのとでは、威力も質も違い過ぎた。

 戦闘において、多数の隠し玉を持つアスタロトだが、能力の検証もせずに、ぶっつけ本番でスキルを行使するのは自殺にも等しいと感じている。ナンバーズならば、どうとでもなるが、やはり警戒すべきは魔王衆である。

 彼らの行動は読めない。

 気が向けば、戦闘もするだろうが一人一人が特殊な思考形態を持っているゆえ、いつどこで、奴らと矛を交えるか予想がつかないのが現状であった。

 これが悪魔マモンであれば、宝石の一つでも手土産に持っていけば、会話ぐらいはできるだろう。

 そして、アンドラスであればナンバーズの首級を提供すれば、表面上は友好的に接することが可能なはずだ。

 退屈しのぎに、魔界の帝王を殺害しようとしたアラストール。こういうタイプが一番、厄介かも知れない。

 アスタロトは、さらなる能力を検証する。

 寿命を代価に、八つ首のヤマタノオロチへと変化しようと言うのだ。


「モード八岐、発動!」










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