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ナンバーズの戦い 19

 時、同じくして万魔殿のある亜空間では、変わった対決がされようとしていた。

 序列67位のアムドゥスキアスと、20位のプルソンである。

 アムドゥスキアスは、銀毛のユニコーンの頭部を持つ、人型の悪魔で、手にはトランペットを携えていた。

 一方のプルソンは、獅子の頭部を持つ人型の悪魔で、大きなクマにまたがっていた。こちらも左手にトランペットを持っている。

 そう、彼らはトランペットの腕を競うのに、序列の座を賭けたのだ。

 目の前には、ランダムに集められた下級悪魔を中心とした千を超える聴衆。

 決闘は戦いが、すべてではない。

 このように何かしらの技量の優劣を競うことも、少なからずあった。

 かつては、魔術による対決や剣技のみで序列を決めることもあった。

 そもそも、序列を気にしない悪魔にとって、対決は単に、退屈を紛らわすためのイベントにしか過ぎないのである。





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