表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

346/632

ナンバーズの戦い 4

 

「確かに、マモン殿は魔界でも強大な能力を持つ大悪魔の一人だ。だが、貴様は虎の威を借る狐。ここで私の序列を上げる糧となってもらう!」


 アンドロマリウスに充てがわれた亜空間は、ちょっとした闘技場になっていた。おそらくは建築に長けた悪魔に、空間をカスタマイズしてもらったのだろう。

 側に控える黒狼のジルは、口からよだれを垂らし、アンドロマリウスにプレッシャーを与え続けている。


「君がこんなにも、おめでたい悪魔だとは思わなかったよ。序列至上主義者ってのは、どいつもこいつも似たり寄ったりなのかな? 兄の威光など、かさに来たつもりはないが、君如きに見くびられるのは癪に触る。よって君は、ギロチンの刑に処そう」


 酷薄な笑みを浮かべたアンドラスは、アンドロマリウスの首を、すでに刈った幻想に酔いしれていた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ