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一週間前の出来事 8

 残忍な笑みを浮かべるチンに、京子はゾッとなった。ピクシーは不安なのか、忙しなく周囲を飛んでいる。


「クソッ、まだ目がゴロゴロしやがる」


 目をこすりながらも、グラーシャ・ラボラスから視線をはずさない。

 危険な悪魔だ。

 おそらく、人の命など、何とも思わないタイプの悪魔だ。

 コロン!

 と、チンが踏みつぶしたヘルハウンドの死体から、小さな球体が転がり落ちる。

 眠ったままの小妖精キールである。すかさず、チンがそのボールで遊び出す。


「お前の弟か?」


 黒猫の剣士が訊いた。


「はい! キールをお助け下さいませ。ケット・シー様!」


 ピクシーは瞬時に、ルーを頼ることを選択した。

 ケット・シーではありえない剣技と、場を支配する威厳――そのすべてを小妖精は本能的に感じ取ったのだった。


「任せておけ。お前と人間の女は下がっていろ」


 ピクシーは、うなずくと京子の手を引いて、戦闘の邪魔にならぬ場所へと移動させる。


「さて。魔界の悪魔が人間界に何の用だ?」


 黒猫が問うた。


「知れたこと。わしが序列で上を目指すために人間の魂を吸収することが必要なのだ」


「ああ、72柱のナンタラって奴だな?」


「72柱の魔神だ! 序列上位は、強者の証。ゆくゆくは、八大魔王衆も夢ではないだろう!」


「そもそも、72柱の魔神と八大魔王衆とは、何が違う?」


 黒猫の疑問にグラーシャ・ラボラスが答える。


「そんなことも知らぬとはな。まぁ、良い。教えてやろう。72柱の魔神は、魔界の帝王サタン様が選出した大悪魔たちで構成される集団よ。名を連ねる魔神どもは、爵位や権力を有している。その中の序列上位八名が八大魔王衆となり、他の魔神らを束ねるのだ。魔力の多さもさることながら、強大な能力を持つ実力者揃いだ」


 魔界の内情を容易く洩らすグラーシャ・ラボラス。

 ルー・フーリンに言わせれば、とんだマヌケである。

 情報を引き出す手間が省けるのは、嬉しい誤算だ。


「八大魔王衆か――どれほどの強さなのだ。魔界の悪魔どの?」


「む? 名乗っておらなんだか。わしは序列25位の36の軍団を指揮する大総裁グラーシャ・ラボラスなるぞ!」




















後で、書き足すかもです。


こんな時は、ラスカル・フラッツの


what hust the most が聴きたい!


カテゴリ的には、カントリーなのかな?


セクシーボイスに癒やされる。


イケメン・ボイスパラダイス的な何か(笑)






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