表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

332/632

サブナック

 (それがし)の名は、サブナック。

 魔界では、稲妻侯と呼ばれている。

 かつての朋友カイイリエルが裁天使に選ばれ、嫉妬のあまり堕天使となった。

 本来ならば、軍神メタトロンと供に悪魔(ディアボロス)狩人(ハンター)として肩を並べ、戦いの日々を送っていたはずだ。

 だが、メタトロンは某を選ばなかった。

 からくもカイイリエルには勝利したが、奴が得物を槍に持ち替えた途端、連敗を喫した。

 軍神の教えでは、某は剣の間合い以外は防御が崩れやすいとのことだった。

 だが、試合で勝った某が選ばれずに、カイイリエルを選んだことに納得は出来なかった。

 堕天してからも剣の修業に明け暮れ、新選組の沖田総司の魂を得てからは、武御雷というギフトに目覚め、序列を上げるに至った。

 魔界では、サタン様主催の御前試合で剣帝アスモデウスに片膝をつかせるまでに剣技を昇華させた。

 が、バールゼフォン殿の指示で訪れた妖精界の赤帽子――レッドキャップのでこピンなる奇妙奇天烈な体術で、敗北を喫した某は驕りを捨て、宝物庫にあるという折れぬ魔剣アラストールを調達するよう、友・ビフロンズに頼み込んだ。

 グフとの再戦に備えて、某は己れを研ぎ澄ますのだった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ