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外宇宙ツインズ 3

 

「オマエ、アイツの仲間なの!?」


 兄様の雰囲気がガラリと変わり、ない方の腕から捕食用の触手が四方に伸びて、アスタロトとかいう悪魔の首元に絡みつく。


「血の気が多い邪神め、頭を冷やせ」


 攻撃を予期していたらしいアスタロトは、左腕から赤いヘビを伸ばし、兄様の首元に喰らいつく。


「!?」


 何と、アスタロトは私の四肢や兄様の両手首を、無数のヘビのいましめで拘束していた。


「これで、話が出来そうだな。邪神ロイガー」


 アスタロトがニヤリと笑う。


「へぇ、オマエ――やるねぇ」


「ついでに、パズズは期間限定で利用するだけの関係だ。用事が済めば、貴様らに引き渡そう」


「邪神、なめてんの? オマエも殺して、パズズも息の根を止めたら良いだけじゃない!?」


「そんな短絡的な行動をすれば、再び封印されるだけだぞ。とにかく、腹が減ってるだろう。私からの手土産だ」


 そう、アスタロトが指をパチリと鳴らした時、私たちの目の前に一頭のキマイラが出現していたのだった。



















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