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幕間――八大魔王衆 7

「はあ!?」


 使い魔如きが何、寝ぼけたこと言ってんスかねぇ。

 しかも、超絶美少女にして魔法少女のブロケルちゃんの要請を断わるとかありえないんすけど。


「見たとこ、全然ピンチじゃあらへんし。も少し、がんばってから喚んでんか」


 ぐぬぬぬぬ。

 フツー、使い魔って、主に忠実なはずでは?

 アスタロト様、使い魔が使え魔せん!


「フッハッハ、使い魔にナメられている貴様が、序列九位の、このダンタリアンに勝負を挑むとは片腹痛いわ」


 ダンタリアン様――いやさ、ダンタリアンはお腹を抱える仕草をし、あたしをからかう。

 いいわよ。

 フォルネウス抜きで、やってやろうじゃない。

 最初から使い魔を宛にした、あたしがおバカだった。

 その代わり、このバトルが終わったら、あのクソザメの背ビレ引っこ抜いて、フカヒレソースにしたんねん!


「クソザメは待機(ハウス)で……」


 召喚の指輪をこすり、フォルネウスをしまう。

 ダンタリアンは、白い目と口の部分に穴の空いた不気味な仮面を装備している。

 大体、仮面ってのは正体を隠すためにつける物のはず。例えば、悪の組織に改造されたバッタ顔の人造人間とか。

 決して、ファッションのためじゃない。

 それはさておき、ブロケルちゃんは魔法少女的立ち位置のはずなのに、メイド服しか持ち合わせがなかった。

 うっかり、してた〜。

 てへっ!

 勝てば良いのですよ。

 勝てば。

 その内、ブロケルちゃんもセーラー服とやらに身を包んで、月?に代わって、お仕置きする魔法少女になってやるんだから!

 まはーる、たーまら、ふーらんぱ!

 その昔、人間界で流行ってた魔法少女アニメの呪文みたいな物を唱えて、喝を入れる。

 てか、人間界って魔法少女多すぎ。

 ムラジだ。

 とりあえず、魔界の魔法少女の座は誰にも渡さない。

 てか、魔法少女があたししかいないんだけどね。

 市場独占!

 魔界が魔法少女の需要に気づくまで、荒稼ぎするわよ?

 でも、本来の魔法少女って、白い、ピアスした魔法生物がスカウトしに来てくれるはずなのになあ。













すいません。体調不良で、三日ほど更新休みます。


申し訳m(_ _)m

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