幕間――折れぬ魔剣 10
アラストールは第三の刺客、アルカンサスを失念していた。
真横からオークの巨体が躍り込み、戦斧でアラストールの胴体を袈裟斬りにする――
はず、であった。
瞬時に馬頭の悪魔は、ゼストとリオレスを蹴り飛ばし、アルカンサスの大斧を拳で粉砕する!
「ヒュウ! 今のは、ちっと焦ったな」
蹴り飛ばされた悪魔二人は、五十メートルほどの距離をバウンドしながら、意図的に遠ざけられた。一体ずつ、じっくりと嬲り殺す。一瞬で、生命を終わらすのは勿体ない。
勿体ないゴーストが出てくる。
だが、アラストールは空腹だった。
「オマエ、美味そうだな?」
いつのまにか、アルカンサスの背中にアラストールが取り付き、右耳にささやいていた。
「なっ!?」
距離を取ろうとした猪の右耳がかじられ、流血が飛んだ。
「耳は、思ったより不味いな?」
「グモォオオオ!!」
激痛のあまり、かぶりを振るアルカンサス。
次の瞬間には、アラストールが前面に移動していた。両指の骨をゴキリと鳴らし、貫き手を猪の腹部へと差し入れ、腸を引きずり出す!
「ギュブォォォ!!」
アラストールは無造作に腸を掴み、大口を開けて、噛み砕いた!
「やっぱ、ブルストは生に限んな!」
ブクマつけていただいたので、もう一話アップしました。
最近、不定期更新で申し訳m(_ _)m
病院行ったり、歯医者行ったり、仕事探し等で
忙しいので。
こんな時は、アニメ H2O の カザハネ
を、聴いて元気出そう。
「本当の気持ちから、目を背けたままで、大事な場所守ることなんて出来ないよね」
的な曲。
アニメも面白いです。
CLANNAD を 彷彿とさせる不思議系ラブコメ?
ユーフォニアス の 小さな手のひら は 神曲
いつ、聴いても泣ける。




