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幕間――剣帝と将軍 2
「そう言えば、ダンタリアンの奴めも序列九位にまで迫っていたな」
「元々の序列が七一位だからな。確実に魔王衆を狙える位置に来ている。胡散臭い仮面ヤロウだが努力家ではある。まさしく、下剋上だな。将軍の地位も危ないんじゃないか?」
ダンタリアンは、常に仮面を被った変人である。が、七十二柱の魔神の序列を上げるには熱心なようだ。決闘によって序列九位の悪魔パイモンを下し、一気に八大魔王衆が狙えるポジションまで躍り込んで来た。
将軍の地位が怪しいとアスモデウスは言ったが本心は、そうではない。マルコキアスのギフトは、ほぼ無敵に近い。実力も高く、戦闘経験も豊富だ。猛虎将軍の名は、伊達ではない。
「フッ、将軍の地位に未練などないが、奪えるものなら奪って欲しいものだな」
「さすがは戦闘狂。そんなに退屈しているのなら、暗黒界に殴り込んでみたら、どうだ?」
「それも面白いかもな。だが、俺のギフトでは状態異常系の魔法に対処できぬゆえ、対策を講じてからだな」
後で、書き足します。
歯が痛いので、ロキソニン飲もうm(_ _)m




