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猫とピアス 10

 

「そんなバカな! 魔法をカスタマイズするだと!? 神にでも、なったつもりか!」


 驚愕するバック・ベア。

 高位の悪魔であるアスタロトなどは、魔法をカスタマイズする魔術の達人だが、さすがに発動中の魔法陣を弄ることは無理だ。自身の生命と引換なら、あるいはというレベルである。いかにルー・フーリンが規格外であるかが窺い知れよう。


「ふむ、神ではなく、猫だな。神とは俺の父、クー・フーリン陛下のことだ!」


 ドヤ顔で黒猫。

 気分は天上天下唯父独尊だ。

 イルダーナフ――古エルフ語で、万能の者を意味する。一部では、妖精族の正式な使者を表す隠語である。


「妖精王が神だと!?」


「そうだ。お前如き下級妖魔に手こずっていては、父上に叱られてしまう。悪いが特殊個体を人間界に放置することはできぬのでな。死んでもらうぞ、バック・ベア!」


 黒猫剣士が再度、フラガラッハに火炎のルーンを刻み、クラウ・ソラスと化した。さらに魔法陣の中に収納してあったドラゴン・ブレスを融合する。


「精霊の炎とドラゴン・ブレスのブレンドだ。食らえ、バック・ベア!」







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