表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

227/632

炎帝竜のピアス 30

 

「ごはっ!」


 クリムゾンが仰け反り、脳が揺さぶられる。アウルベアのパワーを宿した一撃が、ギフト〈蝿の王〉によって強化され、ついに炎帝竜にダメージを与えるほどに成長した。

 反撃のファイヤードレイクは、出し惜しみせずに自身が放てる最高火力を、ベルゼビュートに向け、放つ!

 一万二千度の炎の舌が、キマイラの全身を絡め取るが、放つ傍からベルゼビュートの体内に新たなる力として吸収される。


(それは悪手だ、クリムゾン。炎を無効化し、吸収してエネルギーに変換する能力を得た今、貴様には万に一つの勝ち目はない!)


「焼け死ね、ベルゼビュート!!」


 さらに勢いを増す、ドラゴンブレス。と、対象的に涼しい顔のキマイラ・ベルゼビュート。

 自身の右手に雷を凝縮させ、高濃度のプラズマを創り出すビュート。

 蒼く染まった雷の暴走を抑え、フェンリルの魔爪で、クリムゾンを強襲する!


「喰らえっ〈蒼雷牙〉!」


 蒼雷の爪撃が牙を剥く。

 全ステータスが強化されたベルゼビュートの一撃に対応できず、クリムゾンは膨大なダメージを喰らい、吹っ飛ばされた。


「へっ! 使い魔如きが、俺様に勝てるかよ!」


 調子が良い、ベルゼビュートだった。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ