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幕間――折れぬ魔剣 2

 

「キシシシシッ、その通り。魔剣アラストールよ。噂じゃ、サタン様に斬りかかった罪で、魂を封印されたらしいが、どんだけ戦闘狂なんだか……」


 サブナックの心の奥底に、魔剣を渇望する自分が居た。武器の良し悪しで、勝敗が決まるものではないが折れぬ魔剣であれば、グフのインテリジェンス・アックスに対抗できるだろう。


「頼む、ビフロンズ――某に、魔剣アラストールを調達してきてはくれぬかっ!!」


「他ならぬ旦那の頼みだから、聞いちゃあげたいが魔剣アラストールは、万魔殿の宝物庫に保管されてるから無理くさヒ――」


 サブナックは上半身を起こしたまま、深々と頭を下げる。


「この通りだ。頼む! 某にはグフと渡り合うための業物が必要なのだ!」


 魔界の宝物庫は巨大で、人間界の野球をするドーム五個分の広さがある。しかし、警備する悪魔は確か五、六名だったはずだ。ならば、入り込むことは容易だ。それに、サタンが死んでからは警備も緩くなっているだろう。


「キシシ、しゃあねえなぁ。他ならぬ旦那の頼みだ。やってやるよ」


「すまぬ。恩に着る、ビフロンズ」


 こうして、ビフロンズの宝物庫潜入計画が始まった。




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