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幕間――堕天使アスタロト 11

 

「ふむ。硬質化した髪をクモの巣状に変形させ、敵を拘束できる、と」


 捕らえられたゼラキエルが、必死にもがくが抜け出せない。


「有効射程距離は、最大で五十メートルと言った所か」


「クソッ! 一思いに殺せっ!」


「そんな勿体ないことはできぬな。ゼラキエル、貴様も堕天すれば、私に勝てるやも知れぬぞ?」


「断る! 我が神、アドナイに剣を向けるなど、言語道断。貴様こそ、恥を知れ堕天使!」


「恥を知るのは、神の方ではないのか? アドナイが天界を管理できてさえいれば、我ら同胞たちが血を流さずにいられたはずだ」


「神を愚弄するか、堕天使如きがっ!」


「愚弄したのではない。事実を言ったまでだ」


 ゼラキエルの手元に光が収束する。新たにエンリュミオンソードを錬成したゼラキエルが、アラクネー・バインドを断ち切った。


「堕天使ふぜいが我が神を語るな」


「神に傾倒するあまり、真実が見えていないようだな。では、第二ラウンド開始と行こうか。ちなみに私の名は、アスタロトだ。貴様を殺す者の名を覚えておけ」








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