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幕間――ルー・フーリン強化週間 14

 

 これで、交渉の第一段階には進んだだろう。

 ――しまった。やらかした。

 ギルデガーラを脅して、交渉のテーブルにつかせたのは良い。

 だが、下手したら妖精族と竜族の抗争に発展していたかも知れないと思うと、胃が痛くなってくる。

 危なかった。

 だが、後悔はしていない。キリッ!

 とりあえず、プレゼンしよう。

 そうしよう。

 数分後――俺は、二人――ニ獣?――を前に、魔法で作った巨大なスクリーンを、空中に展開していた。

 スクリーンには、大群の竜とグリフォンを模したイラストがあり、境界を挟んでにらみ合ってる絵だ。


「俺が思うに、ドラゴンとグリフォンの生息域が近すぎるので、不要なトラブルが起こるのではないでしょうか?」


 俺は、人間界のやり手サラリーマンのようにプレゼンを行なった。

 両者は、なるほどとしきりに首を縦に振っている。


「そこで提案です。お互い、棲み分けをしたら、どうでしょうか!」


 ここからは営業だ。

 営業には、切り返しトークという物が存在する。

 相手がマイナスの言葉を吐いてきたら、すかさずプラスの言葉を被せるのだ。

 もし、王族を退くことがあれば、妖精界で不動産業を営むのもアリかも知れない。












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