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炎帝竜のピアス 25

 

「どうした。ここまでか、ベルゼビュート?」


 ルシドラシルの樹上からクリムゾンとの一戦を観戦していたアスタロト。

 新たなギフトに目覚めたのは、及第点だ。

 しかし、蝿の王のスキルを戦闘に活かせなければ意味も価値もない。

 元々、アスタロトのギフトであるラプンツェルは、魔力を吸収するだけの能力だった。

 が、彼女はそれを研究し、進化させた。

 今や、アスタロトのメデューサ・ヘアは攻撃にも索敵にも用いられる優れた能力を獲得した。


「はわわわわっ! ベルゼビュート様が、まっくろくろすけなのですぅ!」


 ブロケルが口に手を当てて、炭化したキマイラ・モードのベルゼビュートの変わりように驚愕している。

 ベルゼビュートの身体は原形を留めておらず、一部分は灰と化し、消滅して行ったのだった。


「クリムゾンを甘く見たツケだ。奴の火力を制御するにも、尋常じゃない魔力を消費するというのに。おかげで、私の火耐性は上昇し、火炎を無効化するに至ったのだがな」


 ニヤリと艶やかに笑うアスタロト。

 二つ名の紅の女帝を、紅蓮の女帝に改名しても良いかも知れない。

 彼女の野望は、魔界に君臨する女帝になることだ。

 そのためには、魔道書であるアッピンの本を入手する必要性があるが、手段は一つではない。

 アスタロトは先ほどのアドラメレクとの戦いで、すでに真の名を手に入れていた。


「アドラメレク――貴様の真の名を聴いておこう」


 アスタロトに絶対的な恐怖を刷り込まれたアドラメレクは、大人しく真の名を口にした。


「……マラカイト」


「ほう、孔雀石を意味する言葉か。良かろう、マラカイト――今日から貴様は、私の忠実な下僕だ」


 アスタロトの取った手段は、各個撃破だった。

 時間と労力は掛かるが、確実に相手を軍門に下らせる、冴えたやり方であった。











後で、書き足します。


さっき本文全部のデータが飛んだので、短文投稿となります。


最悪や、クッソーって感じです。

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