幕間――メタトロンの真実 12
暗黒の空間に、熾天使長メタトロンとケルベロスの三つ首を持つドラゴンが対峙している。
天使は、神への信仰を失うと堕天し、悪魔へと成り果てる。稀に、悪魔とならず、ドラゴンへと変貌する個体が出現する。
堕天使が悪魔に变化するには、幾つかのパターンが存在する。
まずは、心に描いたイメージが悪魔の全体像となるパターン。
次に、天使にとっては一種の毒素である悪想念に触れた時。
そして、地上界の生物らと融合する場合である。
中には、特殊な条件を満たした時のみ、悪魔へと变化する例もある。
このクロウ・クルワッハは、おそらく悪想念を浴びて暗黒竜へと進化したのだろう。
最強の魔獣の一角であるドラゴン。
敵には回したくない相手だ。
かつての同胞とは言え、ティル・ナ・ノーグや人間界に害を成すのなら、退治なくてはいけない。
ふいに、クルワッハの三つ首が鎌首をもたげる。
ブレスを吐く、予備動作である。
メタトロンは全魔力を放出し、ピグマリオン・マジックを発動させる。大剣のエンリュミオン・ソード――即ち、バハムートを三振り創り出し、空中に浮遊させる。
それぞれの切っ先は、クルワッハの首に狙いを定め、メタトロンの持つバハムートは、暗黒竜の心臓を貫かんと、突きの体勢に入った。
「ここで、決着をつけるぞ。クロウ・クルワッハ、覚悟は良いか!」
すいません。職場の異動の話で、頭一杯で更新遅れてます。
m(_ _)m
異動先は、むちゃくちゃハードなので、新たに職を探す感じです。
一応、会社の系列を紹介してもらう感じですが、確定ではないので、職決まるまでは、不定期更新となります。
申し訳。
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